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NHK、ネット上で番組配信が可能に

2019年5月29日、参議院・本会議で、放送法の一部を改正する法律案(放送法改正案)が可決・成立しました。
   
今回の放送法改正案は、NHKがテレビ放送と同時に、インターネット上においても番組配信を行えるようにするもの。
   
インターネット上でNHKの番組を見ることができるとともに、インターネットを利用しているだけで、NHK受信料金が請求されることにもなりかねない法案改正だけに、国会審議に注目が集まりました。
  
5月16日、衆議院において、賛成多数で可決され、5月29日、参議院においても賛成多数で可決、改正法が成立しました。
   
放送法改正を受け、NHKは、2019年度中に、インターネット配信を行う方針です。
また、現時点で受信契約している世帯であれば、ネット視聴のための追加負担は求めない考えを示しています。
  
ただし、今後の可能性については、国会審議でも否定せず、検討としました。
     
専門家からは、NHKのインターネット配信における受信料は、将来、ネット利用者が契約しているプロバイダーとの料金に上乗せされ、強制的に徴収されるとの見方を示しています。
 
なお、NHKの受信料制度は、受信できる環境にあるすべての国民から、受信料を請求する制度となっています。
この制度を疑問視する人も多く、利用する人だけが支払いの対象となる「スクランブル化」を求める意見も強くなっています。
     
4月に行われた統一地方選挙では、NHK放送のスクランブル化を目的とする政治団体「NHKから国民を守る党」公認候補が、東京を中心に26人当選し、ブームともなりました。
      
■放送法の一部を改正する法律案
NHKがテレビ放送と同時に、インターネット上においても番組の配信を行えるよう、放送法の一部を改正する法律案(放送法改正案)。
     
2019年3月5日、政府は、放送法の一部を改正する法律案(放送法改正案)を閣議決定し、同日、国会に提出。
今回の放送法改正案は、NHKがテレビ放送と同時に、インターネット上においても番組の配信を行えるようにするもの。
  
インターネット上でNHKの番組を見ることができるとともに、インターネットを利用しているだけで、NHK受信料金が請求されることにもなりかねない法案改正だけに、国会審議に注目が集まりました。
  
2019年5月16日、衆議院において賛成多数で可決、参議院へ送付されました。
2019年5月29日、参議院において賛成多数で可決、改正法が成立しました。
    
NHKは、現時点でNHKと受信契約している世帯であれば、ネット視聴のための追加負担は求めない考えを示しています。
ただし、今後の可能性については、国会答弁でも否定せず、検討としました。
     
*NHKの受信料制度は、受信できる環境にあるすべての国民から、受信料を請求する制度となっています。実際、NHKを見なくても、テレビを持っているだけで受信料が請求されます。今後、このシステムがネット環境にも適用される可能性があります
ニュースINDEX.2019年5月下旬
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