くにゅーニュース(Qnewニュース)
    ホーム    
香港、再び、大規模デモ

2019年6月12日、香港で、再び、条例改正を阻止するための大規模なデモが行われました。
   
条例改正は、犯罪容疑者を中国本土へ引き渡すことができるようにするもの。
     
条例改正が行われれば、中国政府にとって、都合の悪い人間は、中国本土で裁判に掛けられる可能性があります。
       
共産党一党独裁政権が続く中国本土では、民主的な裁判は望めず、共産党の思惑どおりの判決が下されます。
    
このため、条例改正は、香港の民主化運動を阻止する狙いがあると見られています。
また、香港の自治権を侵害するものとみられています。
     
これに対し、香港の人権団体が条例改正を阻止するため、デモを呼びかけ、6月9日には100万人を超える市民(主催者発表)が参加するデモが行われました。
     
6月12日も、大規模なデモが香港中心部で行われ、議会(立法会)はこの日行われる予定であった条例改正審議を延期しました。
    
*香港では2014年に民主化を求め、大規模なデモが行われましたが、今回は2014年を上回る規模となっています

*香港は、1997年にイギリスから中国へ返還された際、中国政府は「香港返還後50年間は政治体制を変更しない」ことを確約(一国二制度)。香港特別行政区・基本法の下、自治権を有しますが、自治権が少しずつ縮小されています
ニュースINDEX.2019年6月中旬
★社会・国際
『香港』
    ページのトップへ