くにゅーニュース(Qnewニュース)
    ホーム    
為替、円高進む、1ドル107円台

2019年6月20日、東京外国為替市場は、1ドル107.65円(中心相場)での取り引きとなりました。
      
前日と比べ、約0.7円、円高での取り引き。
20日17時時点での為替相場は、1ドル107.68円。
     
円高は、米中貿易戦争の様相が強くなっている影響(リスクオフの流れ)に、19日のFOMCにおいて、政策金利引き下げの動きが表れた影響とみられています。
   
米中貿易戦争の様相は、アメリカと中国との協議(貿易不均等問題などについて)が、不調に終わったことに因ります。
     
先月10日に、アメリカは中国製品(約2000億ドル)に対する関税を25%に引き上げ、これに対し、中国は今月1日、アメリカからの輸入品600億ドルに、25%の関税を掛ける対抗処置を取りました。
    
今月末に大阪で開催されるG20サミットで、米中首脳会談が開催され、この問題について話し合われる予定ですが、現時点では、問題解決へ向かうのか、話し合いが決裂し更なる関税引き上げとなるのか、先の読めない状況となっています。
       
政策金利引き下げの動きは、19日のFOMCで、ブラード委員(セントルイス連邦準備銀行・総裁)が政策金利の0.25%引き下げを主張しました。
  
アメリカ政策金利の引き下げは、トランプ大統領も強く要望しており、市場では年内に引き下げられるとの見方が強くなっています。
   
*リスクオフ…リスクの低い資産に資金を移すこと。相対的に安全資産である「円」が買われ、円高になることが多い
*為替レートは日本銀行発表
ニュースINDEX.2019年6月中旬
★経済・国内
『為替』
風景
    ページのトップへ