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百舌鳥・古市古墳群、世界遺産に登録

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2019年7月6日、アゼルバイジャンのバクーで開催されている第43回ユネスコ世界遺産委員会において、日本が推薦していた百舌鳥・古市古墳群が、世界遺産一覧表に記載されることが決定しました。
    
百舌鳥・古市古墳群については、5月14日、イコモスが記載との評価を世界遺産委員会に勧告していました。
       
外務省によると、6日の世界遺産委員会で、百舌鳥・古市古墳群の審議が行われ、世界遺産一覧表に記載されることが決定しました。
     
*イコモス…世界遺産委員会の諮問機関
*世界遺産委員会…ユネスコの世界遺産に関する委員会。世界遺産条約締約国総会で選出された21ヵ国からなり、決定は過半数の国の出席し、投票数の「3分の2以上」の賛成が必要
       
■世界遺産の評価
評価は、以下の4つに分かれます。
1、記載…世界遺産一覧表に記載すべきもの。
2、情報照会…追加情報の提出を求めた上で、次回以降に再審議。
     
3、記載延期…より綿密な調査や推薦書の本質的な改定が必要なもの。
4、不記載…世界遺産の登録記載にふさわしくないもの。
      
*世界遺産委員会で不記載決議となった場合、例外的な場合を除き、再推薦は不可となります
       
■百舌鳥・古市古墳群
大阪府にある巨大前方後円墳などの古墳群。
堺市にある百舌鳥古墳群と、藤井寺市から羽曳野市にかけての古市古墳群の2つに分かれます。
       
百舌鳥古墳群は、堺市内の東西・南北約4キロメートルの範囲に広がる古墳群です。
古墳時代、この一帯には100基を超える古墳が造られ、現在も4世紀後半から6世紀前半に造られた44基の古墳が残っています。
       
その中には、世界最大級の墳墓・仁徳天皇陵古墳をはじめとする巨大前方後円墳が含まれています。
     
古市古墳群は、藤井寺市から羽曳野市にかけて、東西・南北約4キロメートルの範囲に広がる古墳群です。
墳丘長400メートルを超える巨大な前方後円墳の応神天皇陵古墳など、45基の古墳が現存しています。
 
*参考…堺市・百舌鳥・古市古墳群
ニュースINDEX.2019年7月上旬
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