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インドネシア、衝突が続く、注意

2019年9月27日、外務省が、インドネシアのデモ・暴動について、スポット情報を発表。

8月16日、インドネシア・東ジャワ州スラバヤ市で、インドネシア軍の兵士が、パプア人学生に対して、人種差別的な言動や暴行を行ないました。
  
この模様(動画)がネット上で公開され、8月19日以降、パプア州ジャヤプラ市、西パプア州マノクワリ市を始め,パプア州と西パプア州のほぼ全域で、人種差別に対するデモや独立を求めるデモに発展、暴動も複数発生しています。
    
8月23日には、パプア州ワメナ市で、武装グループと治安部隊の間で銃撃戦が発生。
8月28日にも、パプア州デイヤイ県で行われたデモが、治安部隊との衝突に発展し、治安部隊や民間人に死傷者が出る事態となりました。
   
9月23日のジャヤウィジャヤ県ワメナ市でのデモにおいては、デモ隊と治安部隊の大規模な衝突に発展し、約30人が死亡、約70人が負傷、5000人近くの住民が避難する事態となっています。
   
また、インドネシア政府は、虚偽情報や扇動を目的とした情報の拡散を防止するため、パプア州及び西パプア州でインターネットの通信を制限する措置を実施しており、現地では通信状況に支障が生じています。
  
この状況を受け、外務省は、滞在中の方や渡航される方に対し、引き続き、自身の安全確保に努めるよう呼びかけました。
     
■パプア州、西パプア州
パプア州と西パプア州は、ニューギニア島の西半分に位置するインドネシアの州。
     
住民は、先住民であるパプア人が多数を占める。
また、イスラム教徒が多数の占めるインドネシアにあって、両州は住民の4分の3がキリスト教徒です。
 
戦後、インドネシアに併合されましたが、民族、宗教が違うため、独立運動が続いています。
     
*ニューギニア島の東半分は、パプアニューギニアです
シークザジパング
ニュースINDEX.2019年9月下旬
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『インドネシア』
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