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伝統建築工匠の技、無形文化遺産に記載

2020年12月17日、ユネスコ無形文化遺産保護条約・第15回政府間委員会において、「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」のユネスコ無形文化遺産への記載が決まりました。
    
無形文化遺産は、ユネスコが選出(記載)している、世界的価値のある無形文化財。
 
2018年2月27日、木工・屋根葺き・左官・装飾・畳などの建築遺産である、日本の「伝統建築工匠の技」を無形文化遺産に提案することが決定し、ユネスコへ申請。
 
2020年11月17日、ユネスコの評価機関が日本の「伝統建築工匠の技」について、記載との評価を勧告しました。
 
これを受け、12月17日、オンライン上で開催された無形文化遺産保護条約・政府間委員会において、最終審議が行われ、ユネスコ無形文化遺産に記載されることが決定しました。
 
これにより、日本の無形文化遺産は22件となりました。
   
*ユネスコ無形文化遺産への記載…ユネスコ無形文化遺産保護条約の代表一覧表への記載。無形遺産に「登録」と表現されることも多い

■伝統建築工匠の技
自然素材を建築空間に生かす知恵、周期的な保存修理を見据えた材料の採取や再利用、健全な建築当初の部材とやむを得ず取り替える部材との調和や一体化を実現する、木工・屋根葺き・左官・装飾・畳などの建築遺産。
     
また、古代から途絶えることなく伝統を受け継ぎながら、工夫を重ねて発展してきた伝統建築技術。
      
国の選定保存技術である建造物修理など17件の建築技術。
     
*参考…外務省・無形文化遺産、文化庁・無形文化遺産
ニュースINDEX.2020年12月下旬
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