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FOMC、政策金利を0.5%引き下げ

2020年3月3日(現地時間)、アメリカのFRB・連邦公開市場委員会(FOMC)が臨時会合を開催し、政策金利を0.5%引き下げました。

FOMCは、会合後の声明で、アメリカ経済は引き続き強固であるが、新型コロナウイルス肺炎の感染拡大が経済活動にリスクをもたらしていると結論付けました。
   
このリスクを考慮し、また、雇用最大化の促進と物価安定(インフレ率2%)を達成するため、政策金利の0.5%引き下げを決定したと発表。
  
これにより、アメリカの政策金利は、1.00-1.25%となりました。
なお、政策金利引き下げは、全会一致での決定です。
   
■アメリカ政策金利:2008年以降
アメリカ(FOMC)は、2008年、金融危機(リーマン・ショック)を受け、経済建て直しのため、ゼロ金利政策をスタートさせました。
 
このゼロ金利は、2015年まで続き、2015年12月のFOMC(連邦公開市場委員会)で解除、政策金利を0.25-0.50%に引き上げました。
        
その後、2016年12月、2017年3月、6月、12月、2018年3月、6月、9月、12月のFOMCにおいて、毎回0.25%づつ引き上げましたが、経済活動の拡大を図るため、2019年7月のFOMCで政策金利を0.25%引き下げました。
     
さらに、2019年9月と10月のFOMCでも、0.25%づつ引き下げ、政策金利を1.50-1.75%としました。
     
2020年3月3日、FOMCは臨時会合を開催、新型コロナウイルス肺炎の感染拡大が経済活動にリスクをもたらしているとし、このリスクに対処するため、政策金利を1.00-1.25%に引き下げました(0.5%の引き下げ)。
ニュースINDEX.2020年3月上旬
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