香港の周庭氏、黎智英氏、ともに保釈
2020年8月12日、香港の各メディアは、民主派の新聞・アップル・デイリーの創業者・黎智英(ジミー・ライ)氏が保釈されたと報じました。
黎智英(ジミー・ライ)氏は、10日に香港国家安全法違反容疑で逮捕されました。
これを受け、アップル・デイリーは11日の紙面において、「戦わなくてはならない」との見出しで、不当な逮捕を香港市民に訴えていました。
12日、香港当局は、黎智英氏を保釈しました。
また、10日に香港国家安全法違反容疑で逮捕されていた、民主主義運動家の周庭(しゅうてい)氏も11日に保釈されました。
周庭(しゅうてい)氏は、2014年に行われた香港デモ(雨傘運動)のリーダーの一人。
香港を代表する民主派の人物です。
なお、両氏の保釈については、世論の影響(世界各国で不当逮捕と報じられました)とする説や、当初から見せしめ逮捕であったため予定どおりの保釈とする説に分かれています。
■周庭(しゅうてい)
1996年生まれの香港の民主主義運動家。
英語名はアグネス・チョウ。
2014年の雨傘運動(香港デモ・2014)ではリーダーの一人として活躍。
2016年、仲間と共に、香港の民主化を求める政党・香港衆志(デモシスト)を設立。
2019年から始まった香港・大規模デモに参加。
これまでもデモ参加で逮捕されてきたが、2020年8月10日に香港国家安全法違反で逮捕されました。
なお、香港衆志は、2020年6月30日の香港安全法施行を受け、同日、解散しました。
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