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桜開花予想、名古屋は4日早い3月22日

2021年の名古屋・桜(ソメイヨシノ)開花予想は、平年より4日早い、3月22日。
      
名古屋の桜は、早い年には3月中旬に開花し、遅い年は4月上旬の開花となります。
       
2021年の名古屋の桜は、冬場の気温が高い影響により、花芽の休眠打破が7日遅くなる計算です。
   
2月以降の気温が高いため、休眠打破後の花芽生長は平年より早くなり、休眠打破の遅れを取り戻す見込み。
    
名古屋の桜開花予想は、平年より4日早い、3月22日。
        
なお、ソメイヨシノの満開は、3月28日から4月2日頃の予想です。
       
*第4回目の開花予想、2月15日現在

【計算式・2021名古屋】
■計算の前提条件
・開花までに必要な積算温度は、休眠打破から約360℃(平均気温)…①。
 
・休眠打破に必要な低温は、8℃以下の気温が1000時間。(4℃以下の場合は半分の500時間。4℃以下の場合は2倍休眠打破が進む)
   
・名古屋の最低気温が、8℃以下になるのは11月16日以降(平年)。
       
・2月1日を、積算温度計算の基準日(平年の休眠打破日)とする。
      
・気温が平年より1℃低いと1日当たり2時間、8℃以下の時間が増加すると計算。
逆に気温が1℃高いと、1日当たり2時間、8℃以下の時間が減少すると計算。
       
・・気象庁の予報から、2月の気温は平年より2℃高い、3月の気温は平年より1℃高いと予想。
   
・1月~2月の8℃以下の時間は、1日24時間のうち18時間ですが、今年は気温高めのため、17時間…②
     
■2021年の休眠打破
・2020年11月(15日)の気温は、平年より3.1℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
15日×3.1℃×2時間=93時間…③
     
・2020年12月の気温は平年より0.4℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
31日×0.4℃×2時間=24.8時間…④
     
・2021年1月上旬(10日)の気温は、平年より1.5℃低くなった(4℃以下のため、2倍休眠打破が進む)ため、これによる休眠打破の進みは、
10日×1.5℃×2時間×2(4℃以下の調整値)=60.0時間…⑤
  
・2021年1月中旬(10日)の気温は、平年より0.2℃低くなったため、これによる休眠打破の進みは、
10日×0.2℃×2時間=4.0時間…⑥
  
・2021年1月下旬(11日)の気温は、平年より2.2℃高くなったため、これによる休眠打破の遅れは、
11日×2.2℃×2時間=48.4時間…⑦
  
・2021年2月(1日:平年の休眠打破日までの日数)の気温は、平年より0.8℃高くなったため、これによる休眠打破の遅れは、
1日×0.8℃×2時間=1.6時間…⑧
       
・2021年の休眠打破は、遅れが11月(③)、12月(④)、1月下旬(⑦)、2月上旬(⑧)で合わせて、
93時間+24.8時間+48.4時間+1.6時間=167.8時間…⑨
   
・一方、休眠打破の進みは、1月上旬(⑤)、2月中旬(⑥)で合わせて
60時間+4時間=64時間…⑩
  
・2021年の休眠打破は、遅れ(⑨)が進み(⑩)を上回るため、平年より遅くなる。遅くなる時間(⑨-⑩)は、
167.8時間-64時間=103.8時間…⑪
    
・休眠打破が遅くなる日数は(⑥÷②)、
103.8時間÷17時間=6.1日(約7日)
       
・2021年の休眠打破は、平年より7日遅くなり、2月8日。
(計算上は、この日から桜の花芽が生長を始める)
     
■2月の積算温度
・2月の気温は平年より2℃高く(7.2℃)推移している。
休眠打破後の2月の日数(8日~28日)は21日。
2月の積算温度は、7.2℃×21日=151.2℃…⑦

■3月に必要な積算温度
・開花までに必要な積算温度(約360℃)から、2月(⑦)の積算温度を引いたもの。
360℃ー151.2℃=208.8℃…⑧
        
■3月の開花に必要な日数
・必要な積算温度(⑧)を、3月の気温予想(平年より1℃高い9.7℃)で割ったもの。
208.8℃÷9.7℃=21.5(約22日)

・計算上の名古屋の桜開花日は、平年より4日早い、3月22日。

*計算上の予想日で、今後の天候に左右されます
*満開は開花の約1週間後。なお、満開まで2週間以上掛かる年もあれば、2日で満開になる年もあります
*満開の期間は約5日
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