桜開花予想、福岡は6日早い3月17日
2021年の福岡・桜(ソメイヨシノ)開花予想は、平年より6日早い、3月17日。
2021年の福岡の桜は、冬場の気温が高い影響により、花芽の休眠打破が2日遅くなる計算です。
休眠打破は遅くなりますが、その後の花芽生長はかなり早くなり、開花も早くなる見込み。
福岡の桜開花予想は、平年より6日早い、3月17日です。
なお、ソメイヨシノの満開は、3月24日から3月29日頃の予想です。
*第4回目の開花予想、2月15日現在
【計算式・福岡2021】
■計算の前提条件
・開花までに必要な積算温度は、休眠打破から約360℃(平均気温)…①。
・休眠打破に必要な低温は、8℃以下の気温が1000時間。
・福岡の最低気温が、8℃以下になるのは12月以降(平年)。
・2月7日を、積算温度計算の平年の基準日(平年の休眠打破日)とする。
・気温が平年より1℃低いと1日当たり2時間、8℃以下の時間が増加すると計算。
逆に気温が1℃高いと、1日当たり2時間、8℃以下の時間が減少すると計算。
・気象庁の予報から、2月の気温は平年より2℃高い、3月の気温は平年より1℃高いと予想。
・1月~2月の8℃以下の時間は、1日24時間のうち18時間ですが、今年は気温が高いため、4時間少ない14時間…②
■2021年の休眠打破
・2020年12月の気温は平年より0.4℃低くなったため、これによる休眠打破の進みは、
31日×0.4℃×2時間=24.8時間…③
・2021年1月の気温は、平年より0.4℃高くなったため、これによる休眠打破の遅れは、
31日×0.4℃×2時間=24.8時間…④
・2021年2月(休眠打破日の7日まで)の気温は、平年より2.0℃高くなったため、これによる休眠打破の遅れは、
7日×2.0℃×2時間=28.0時間…⑤
・2021年の休眠打破は、進み(12月)より、遅れ(1月と2月)の時間が多い。
冬の気温高めによる休眠打破の遅れ(④+⑤-③)は、
24.8時間+28.0時間-24.8時間=28.0時間…⑥
・休眠打破が遅くなる日数は(⑤÷②)、
28時間÷14時間=2日(約2日)
・2021年の休眠打破は、平年より2日遅くなり、2月9日。
(計算上は、この日から桜の花芽が生長を始める)
■2月の積算温度
・2月の気温を平年より2℃高い(9.4℃)と予測。
休眠打破後の2月の日数(9日~28日)は20日。
2月の積算温度は、9.4℃×20日=188.0℃…⑦
■3月に必要な積算温度
・開花までに必要な積算温度(約360℃)から、2月(⑦)の積算温度を引いたもの。
360℃ー188.0℃=172.0℃…⑧
■3月の開花に必要な日数
・必要な積算温度(⑧)を、3月上中旬の予想気温(平年より1℃高い10.6℃)で割ったもの。
172.0℃÷10.6℃=16.2(約17日)
・計算上の福岡の桜開花日は、平年より6日早い、3月17日。
*計算上の予想日で、今後の天候に左右されます
*満開は開花の約1週間後。なお、満開まで2週間以上掛かる年もあれば、2日で満開になる年もあります
*満開の期間は約5日
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