桜開花予想、金沢は5日早い3月30日
2021年の金沢・桜(ソメイヨシノ)開花予想は、平年より5日早い3月30日。
2021年の金沢の桜は、冬場の気温が高い影響により、花芽の休眠打破が4日遅くなる計算です。
休眠打破後の気温が高いため、花芽生長は平年より早くなり、開花も早くなる見込み。
金沢の桜開花予想は、平年より5日早い3月30日。
なお、ソメイヨシノの満開は、4月6日から4月11日頃の予想です。
*第4回目の開花予想、2月15日現在
【計算式・2021金沢】
■計算の前提条件
・開花までに必要な積算温度は、休眠打破から約360℃(平均気温)…①。
・休眠打破に必要な低温は、8℃以下の気温が1000時間(4℃以下の場合は半分の500時間。4℃以下の場合は2倍休眠打破が進む)。
・金沢の最低気温が、8℃以下になるのは11月以降(平年)。
・2月4日を、積算温度計算の平年の基準日(平年の休眠打破日)とする。
・気温が平年より1℃低いと1日当たり2時間、8℃以下の時間が増加すると計算。
逆に気温が1℃高いと、1日当たり2時間、8℃以下の時間が減少すると計算。
・気象庁の予報から、2月の気温は平年より2℃高い、3月の気温は平年より1℃高い、4月の気温は平年並と予想。
・1月~2月の8℃以下の時間は、1日24時間のうち24時間(平年値)ですが、今年は気温高めのため、22時間…②
■2021年の休眠打破
・2020年11月の気温は、平年より1.5℃高くなった。これによる休眠打破の遅れは、
30日×1.5℃×2時間=90時間…③
・2020年12月の気温は平年より0.3℃高くなった。これによる休眠打破の遅れは、
31日×0.3℃×2時間=18.6時間…④
・2021年1月上旬(10日)の気温は、平年より2.0℃低くなったため(4℃以下のため、2倍休眠打破が進む)、これによる休眠打破の進みは、
10日×2.0℃×2時間×2(4℃以下の調整値)=80.0時間…⑤
・2021年1月中旬(10日)の気温は、平年より0.4℃低くなったため(4℃以下のため、2倍休眠打破が進む)、これによる休眠打破の進みは、
10日×0.4℃×2時間×2(4℃以下の調整値)=16.0時間…⑥
・2021年1月下旬(11日)の気温は、平年より2.4℃高くなったため、これによる休眠打破の遅れは、
11日×2.4℃×2時間=52.8時間…⑦
・2021年2月(4日:平年の休眠打破日まで)の気温は、平年より2.1℃高くなったため、これによる休眠打破の遅れは、
4日×2.1℃×2時間=16.8時間…⑧
・2021年の休眠打破は、遅れが11月、12月、1月下旬、2月上旬で合わせて(③+④+⑦+⑧)、
90時間+18.6時間+52.8時間+16.8時間=178.2時間…⑨
・一方、休眠打破の進みは、1月上旬、1月中旬で合わせて(⑤+⑥)
80時間+16時間=96時間…⑩
・2021年の休眠打破は、遅れ(⑨)が進み(⑩)を上回るため、平年より遅くなる。
遅くなる時間(⑨-⑩)は、
178.2時間-96時間=82.2時間…⑪
・休眠打破が遅れる日数は(⑪÷②)、
82.2時間÷22時間=3.7日(約4日)
・2021年の休眠打破は、平年より4日遅くなり、2月8日。
(計算上は、この日から桜の花芽が生長を始める)
■2月の積算温度
・2月の気温を平年より2℃高い(5.9℃)と予測。
休眠打破後の2月の日数(8日~28日)は21日。
2月の積算温度は、5.9℃×21日=123.9℃…⑫
■3月に必要な積算温度
・開花までに必要な積算温度(約360℃)から、2月(⑫)の積算温度を引いたもの。
360℃ー123.9℃=236.1℃…⑬
■3月の開花に必要な日数
・必要な積算温度(⑬)を、3月の予想気温(平年より1℃高い7.9℃)で割ったもの。
236.1℃÷7.9℃=29.9(約30日)
・計算上の金沢の桜開花日は、平年より5日早い3月30日。
*計算上の予想日で、今後の天候に左右されます
*満開は開花の約1週間後。なお、満開まで2週間以上掛かる年もあれば、2日で満開になる年もあります
*満開の期間は約5日
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金沢の桜:©金沢市観光協会 |
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