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スールー海域など、観光目的は中止を

2021年4月27日、外務省がスールー海域などの海賊について、広域情報を発表しました。

スールー海域(フィリピンの南、マレーシアの北)、セレベス海域(フィリピンの南、インドネシアの北)、マレーシア・サバ州東海域では、武装集団による強盗、誘拐などの海賊事件が発生しています。
   
アジア海賊対策地域協力協定(ReCAAP)によると、海賊事件はイスラム過激派組織「アブ・サヤフ・グループ」などによる犯行であり、実際に人質が誘拐され、殺害された事件もあります。
   
近年は、発生件数が減少傾向にありますが、未遂事件が複数件確認されており、引き続き注意が必要な状況となっています。
   
この状況を受け、外務省は十分注意するとともに、情勢によっては乗船を控えるよう呼びかけました。
   
また、ダイビングクルーズなど観光目的で、同海域を訪れることは止めるよう呼びかけました。
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