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東京オリンピック

2021年7月23日から8月8日までの17日間、東京で開催された第32回オリンピック競技大会。一般的には「東京オリンピック」と呼ばれました。
      
当初、2020年夏の開催予定でしたが、2020年に入り、武漢肺炎が世界的に感染拡大したため、1年延期となりました。
    
なお、東京でオリンピックが開催されるのは、1964年の第18回夏季オリンピックに次いで、2回目。
       
開会式、閉会式、陸上競技などは、新宿区の新国立競技場(オリンピックスタジアム)で行われました。その他、競技は東京ベイエリアを中心に行なわれますが、一部競技は、東京以外でも行われました。
 
実施競技は、33競技。野球、ソフトボール、空手などが追加されました。


 
開催費用問題
 
オリンピック招致段階(2013年)で開催に掛かる経費は7340億円の予定でしたが、実際に掛かったオリンピック開催費用は3兆7千億円。予定の約5倍に膨れ上がった問題。
  
2022年12月21日、会計検査院が「東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取組状況等に関する会計検査」の結果を発表。東京オリンピックには多額の国費が投入されているため、会計検査院が検査を行なっていました。
   
会計検査院によると、東京オリンピック経費(組織委員会の大会経費)は1兆6989億余円。内訳は組織委員会負担が6404億円、東京都の負担が5965億円、国の負担額が3641億円。
  
また、これ以外に国(各省庁)が使ったオリンピック関連経費が1兆3002億円(329事業)、東京都のオリンピック関連経費が6854億円。 合わせて、東京オリンピック開催に伴う経費(開催費用)は約3兆7千億円。
  
東京オリンピックは招致段階(2013年)では「コンパクト五輪」を掲げ、開催費用は7340億円と公表していました。実際には5倍の費用が掛かった計算です。


 
開催の1年延期
 
2019年12月頃から中国で発生した武漢肺炎が、2020年2月から世界的に感染拡大。感染拡大を受け、2020年3月に入ると、東京オリンピックの延期を求める意見が各国・各競技団体から噴出しました。
   
2020年3月24日、安倍総理、森喜朗・東京オリンピック組織委員会会長がバッハ国際オリンピック委員会(IOC)会長と電話会談を行い、オリンピックの1年程度の延期で合意しました。
 
2020年3月30日、森喜朗・組織委員会会長とバッハIOC会長などが、新しい開催日程で合意、決定しました。
 
オリンピックは2021年7月23日~8月8日、パラリンピックは2021年8月24日~9月5日の日程で開催されることになりました。


 
マラソンと競歩の会場変更
 
東京オリンピックの男子マラソン、女子マラソン、男子20キロ競歩、女子20キロ競歩、男子50キロ競歩の会場が、東京から札幌市へ変更されました。
     
会場変更は、東京の夏の気温が競技を行うには高すぎるため。札幌市は競技が行われる8月上旬の気温が、東京に比べて約5℃低くなっています(2019年の場合)。
 
2019年10月16日、オリンピックを主催する国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長が、札幌市への会場変更を発表。この発表に対し、小池百合子・都知事が反発、あくまで東京開催を主張しました。
       
対立を受け、2019年11月1日、東京都内で国際オリンピック委員会(ジョン・コーツ調整委員長)、政府(橋本聖子オリンピック担当大臣)、東京都(小池百合子都知事)、大会組織委員会(森喜朗会長)による協議が行われ、札幌市への会場変更が決まりました。


 
開会・閉幕式
  
 新国立競技場(東京都新宿区霞ヶ丘町10番地2)

・JR総武線「千駄ヶ谷駅」、「信濃町駅」下車、徒歩約5分

・大江戸線「国立競技場駅」下車、徒歩約1分

・メトロ銀座線「外苑前」下車、徒歩約15分
    

 
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 東京オリンピック競技大会組織委員会




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