瑞宝寺公園(紅葉名所)
有馬温泉の南東部にある神戸市の公園。古くから紅葉の名所として有名で、約3.9haの公園が11月には2千5百本のカエデが赤く色づきます。
元々、ここには瑞宝寺という寺院があり、安土桃山時代には太閤秀吉が度々ここを訪れ、茶会を催すとともに紅葉狩りを行ないました。
瑞宝寺は明治時代に廃寺になり、その後、神戸市の公園となりました。なお、廃寺となりましたが、山門と太閤秀吉が愛用した石の碁盤は公園内に残されています。
また、太閤時代を偲び、毎年11月初めに、有馬大茶会が開催されています。
見どころ・注意
▮ 関西を代表する名所
カエデの発色(色合い)が素晴らしく、毎年、安定して色づきます。俗に「はずれ年が少ない」名所です。カエデの葉が緑色→黄緑→朱色→紅葉色→濃い赤と変化していき、落葉します。特にいい年は輝くような色合いになります。
シーズンの終盤になると、公園内が落葉した葉で、「赤い絨毯」が敷かれた状態になります。黄緑と朱色の葉が混じった色づき初期から、紅葉色となった最盛期、赤い絨毯ができた終盤まで、趣きの異なった見頃が続きます。
▮ SNS映えする名所
山門(旧瑞宝寺山門)と、色づいた紅葉の組み合わせは、俗にSNS映えする光景となります。
山門は伏見桃山城より移築した情緒のある建物。これに発色のすばらしいカエデが上部から、あるいは門の向こう側に広がり、最高の画像が撮れます。
▮ 場所により見頃時期が異なります
例年、公園の中央部の色づきが早く、周辺部(山門付近など)が青葉や色づき始めの状況の中、見頃を迎えます。その後、周辺部が見頃となった頃には、中央部はすでに落葉している年もあります。
▮ 駐車場は限られます
有馬温泉は六甲山の中腹(標高400m前後)に位置する温泉地で、駐車場はありますが、限られます。混雑する紅葉シーズンは、公共交通機関の利用をお推めします。
見頃時期
11月上旬~中旬(平年)
平年値は11月5日前後から見頃を迎え、11月10日頃からピークとなり、ピークは11月20日頃まで続きます。ピークを越えてもあと3日〜5日、見頃が続きます。なお、標高(約400m)があるため(風や雨が強い)、終盤に入ると一夜で終了することも多い名所です。
*11月中旬に見頃ピークを迎える年が多数
*最新の見頃情報は「紅葉見頃情報」へ
過去の見頃時期
2022年
10月20日頃から色づき始め、11月6日頃から見頃を迎え、11月12日頃からピークとなりました。ピークは11月20日頃まで続き、見頃は11月23日頃まで続きました。
2021年
10月24日から色づき始め、11月6日から見頃を迎え、11月12日頃からピークとなり、ピークは11月21日頃まで続きました。11月22日の雨と強風で落葉が進み、23日頃に見頃終わりとなりました。
2020年
10月18日頃から公園中央部が色づき始め、11月9日頃から見頃を迎えました。11月13日頃からピークとなるも、11月20日に雨となり、落葉が進み、11月25日頃に見頃終わりとなりました。
2019年
10月25日頃から色づき始め、11月11日から見頃を迎え、11月16日頃からピークとなり、ピークは11月23日頃まで続き、見頃は11月末まで続きました。
2018年
10月20日頃から色づき始めとなり、11月6日頃に見頃を迎え、11月13日頃から見頃ピークとなりました。ピークは11月18日頃まで続き、見頃は11月25日頃まで続きました。
2017年
10月半ばから色づき始め、11月6日に見頃を迎え、11月9日からピークを迎えました。ピークは11月17日頃まで続き、見頃は20日過ぎまで続きました。
2016年
10月22日頃から色づき始め、11月10日頃、見頃を迎え、11月13日頃にピークを迎えました。ピークは11月17日頃まで続き、見頃は11月20日頃まで続きました。
2015年
10月半ばから色づき始め、11月7日頃に見頃を迎え、11月10日頃から見頃のピークとなりました。ピークは11月15日頃まで続き、20日頃に見頃終わりとなりました。11月に雨の日が多く、見頃のピークの期間が短い年となりました。
場所・アクセス
神戸市北区有馬町500番地
・大阪駅→三ノ宮駅→神戸市営地下鉄・谷上駅→神戸電鉄・有馬口駅→神戸電鉄有馬線・有馬温泉駅
・阪急・阪神梅田駅→神戸高速鉄道・新開地駅→神戸市営地下鉄・谷上駅→神戸電鉄・有馬口駅→神戸電鉄有馬線・有馬温泉駅
*有馬温泉駅から瑞宝寺公園までは、南東へ徒歩20分
*大阪駅(新大阪駅経由)、宝塚駅、三宮駅から有馬温泉行きのバスも出ています
ホームページ
有馬温泉観光協会
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瑞宝寺公園:©一般財団法人神戸観光局 |
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瑞宝寺公園:©一般財団法人神戸観光局 |
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有馬温泉・太閤橋 |
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