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永観堂(紅葉名所)

京都市左京区にある浄土宗西山禅林寺派の総本山。禅林寺(ぜんりんじ)が正式な寺院名ですが、通称の永観堂(えいかんどう)で呼ばれることが多数です。
    
通称の永観堂は、中興の祖とされる平安時代の僧・永観(ようかん)に因みます。寺内に「薬王院」を設け、病人救済などの慈善事業を行ない、人々から敬愛され、以後、禅林寺は永観堂と呼ばれるようになりました。
 
また、もみじの永観堂と呼ばれる「京都を代表する紅葉名所」です。
    
境内には約3千本のカエデが植栽され、特に放生池周辺のカエデが美しいことで有名です。紅葉の季節にはライトアップが行われ、昼間とは違った風情の紅葉が満喫できます。


  
見どころ
  
▮ 京都を代表する名所

京都の紅葉名所としては、一番最初に名前の上がる名所です。規模(広さ)、発色の良さ、寺院の景観、いずれも揃った紅葉名所です。
     
特に、京都の山間部(高雄、貴船、大原)、嵐山の祇王寺、長岡京市の光明寺などとともに、発色がすばらしいことで有名です。
  
発色がいい年(当たり年)は、カエデの葉が緑色→黄緑→朱色→紅葉色→濃い赤→茶色と変化します。また、朱色が輝くような色合いになり、黄緑と朱色の葉が混在している時点から、見頃となります。
   
▮ 長く見頃が続きます

紅葉が安定し、長く見頃が続く名所です。比較的、広い境内のため、また、山の中腹から山裾にかけて位置するため、場所により見頃時期が少しズレます。放生池の周囲や山の中腹は早く、それ以外の場所が遅れます。
   
平年の見頃は、11月15日頃から11月末までですが、早い年は11月10日前後から、遅い年は11月20日前後から見頃となります。早い年と遅い年では、10日見頃時期がズレます。
      
▮ SNS映えする名所

境内の参道(無料区間)でさえ、紅葉が満喫でき、SNS映えする画像が撮影できます。なお、堂内の文化財の撮影や、一脚、三脚の使用は禁止となっています。

▮ ライトアップ

夜間にはライトアップが行われ、昼間とは違った紅葉狩りが満喫できます。紅葉のピーク時は、昼間のほうが素晴らしいですが、紅葉半ばまでの時期は、夜間(ライトアップ)の方が見応えがあります。
    
なお、昼間の拝観終了後、一旦、境内は閉められ、その後、夜間の拝観時間に再び、開門されます。
  

  
注意
  
▮ 駐車できません

永観堂および近隣には、駐車できません。拝観には、公共交通機関をご利用を。なお、公共駐車場は、岡崎公園に公営の岡崎公園駐車場(永観堂から徒歩約20分)があります。
   
▮ 三脚の使用は禁止です

境内での一脚、三脚の使用は禁止となっています。自撮棒の使用も堂内で禁止となっています。また、堂内の文化財の撮影は禁止されています。
   
▮ ペット同伴は禁止です

ペット同伴での境内入山は禁止されています。また、境内での飲食、喫煙も禁止されています
       
▮ 大変混雑します

見頃時期は、永観堂だけでなく、近くの白川通も渋滞が酷く、ここを走行する定期バスの車内も混雑します。特に帰りのバスの混雑が酷く、バスが着ても乗車できない状況となっており、結局、駅まで歩いたというケースが多々あります。
    
永観堂へは、地下鉄「蹴上駅」から徒歩をお推めします。
 
▮ あたり年で無い年も

紅葉(色づき)が安定している名所ですが、年によっては、紅葉の色づきが今ひとつの年もあります。
   
今ひとつの年は、緑色から直接、くすんだ赤色に変化します。その後、くすみが取れ、濃い赤に変化する場合(俗に持ち直したと言われます)と、濁ったままの色で落葉する場合があります。
   
また、2015年のように紅葉にならない年もあります。
      

  
見頃時期
  
 11月15日頃~11月末(平年)

平年の見頃は、11月15日頃から11月末ですが、色づきの早い年は11月10日頃から、遅い年は11月20日頃から見頃を迎えます
   
*昼間の拝観時間は9時~16時。

*夜間(ライトアップ)は17時30分~20時30分。2023年のライトアップは11月3日~12月3日です

*最新の見頃情報は「京都の紅葉見頃情報」へ


  
過去の見頃時期
 
 2022年

10月29日頃から色づき始めとなり、11月17日頃から見頃を迎えました。11月29日の雨で落葉が進み、見頃終わりとなりました。
 
 2021年

10月30日から色づき始め、11月18日頃から見頃(5分の色づき)を迎えました。12月1日の強風で見頃終わりとなりました。
 
 2020年

11月1日頃から色づき始めとなり、11月18日頃から見頃(色づき5分)となり、11月末まで見頃が続きました。11月20日からの雨で落葉が進み、見頃期間の短い年となりました。

 2019年

11月1日頃から色づき始めとなり、11月17日に見頃(色づき5分)を迎え、11月22日から見頃のピークとなり、ピークは12月1日まで続きました。12月2日の雨で落葉が進みましたが、12月5日頃まで見頃が続きました。

 2018年

10月28日頃から色づき始め、11月15日に見頃を迎え、11月20日頃に見頃ピークとなり、ピークは11月末まで、見頃は12月初め頃まで続きました。
    
 2017年

10月24日頃から色づき始め、11月10日頃から見頃を迎え、11月12日に見頃ピークとなり、ピークは11月26日頃まで、見頃は11月末まで続きました。
    
 2016年

10月23日頃に色づき始め、11月12日に見頃を迎え、11月14日に見頃ピークとなり、ピークは11月22日頃まで、見頃は11月27日頃まで続きました。
     
 2015年

11月13日頃から見頃となり、12月5日頃まで見頃が続きました。2015年は異常な高温と雨により、色づきが遅れたうえに、少し色付くと雨で落葉し、京都全体が紅葉狩りにならなかった年です。過去最悪の年と呼ばれています


  
場所・行き方
 
 京都市左京区永観堂町48

・京都駅から地下鉄・烏丸線に乗車。烏丸御池駅で東西線に乗り換え、蹴上駅下車。北へ徒歩15分。

・京都駅からJR東海道線で山科駅に。山科駅で地下鉄・東西線に乗り換え、蹴上駅下車。北へ徒歩15分。

      
*地下鉄「蹴上駅」からは、「ねじりまんぽ」と呼ばれる蹴上トンネルを抜け、南禅寺の前を横切り、北上します
 
*永観堂まではバスを利用することも出来ますが、この時期の白川通は渋滞が酷く、さらにバス内も混雑します。電車+徒歩をお推めします


   
拝観料
 
▮ 昼間(9時~16時)

 一般は1000円、小・中・高生は400円
     
▮ 夜間(17時30分~20時30分)

 600円
*2023年のライトアップ(夜間)は11月3日~12月3日


 
ホームページ
 
  永観堂


風景
境内の紅葉

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境内の紅葉

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境内
風景
ねじりまんぽ
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