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哲学の道(桜の名所)

京都市左京区の若王子橋(にゃくおうじばし)から、浄土寺橋までの疏水(琵琶湖疏水分線)に沿った約2kmの歩道。京都大学の哲学者・西田幾多郎らが好んで散策したことから「哲学の道」と呼ばれるようになりました。
        
京都を代表する桜の名所です。大正時代に、日本画家の橋本関雪(かんせつ)氏と夫人が、京都市に300本のソメイヨシノの苗木を寄贈したのが「桜の名所」の始まりです。
       
現在では400本を超える桜が咲き誇り、多数の市民や観光客で賑わいます。散り始めると、疎水に花筏ができます。なお、桜は主にソメイヨシノですが、橋本関雪氏への敬意と感謝を込め、哲学の道の桜は「関雪桜」と呼ばれています。



見どころ
   
▮ 京都を代表する名所

醍醐寺や平安神宮とともに、京都を代表する桜名所です。
       
▮ SNS映えする名所

疎水と神社や寺院が並ぶ街並みを背景に、桜が咲き誇ります。
    
▮ 花筏も見どころ

桜が散り始めると、疎水に花筏が出来ます。この時期もSNS映えする画像が撮れます。また、散り半ばとなると、疎水にピンクの絨毯を敷いた状態となります。
  
なお、疎水は南から北へ流れています(鴨川とは逆)。このため、花筏も北へ向かって流れ、「花の絨毯」は終点(銀閣寺側)に出来ます。花の絨毯は「散り半ば〜散り終わり」頃にピークを迎えます(100m以上の花の絨毯になります)。


   
注意
   
▮ かなり歩きます

哲学の道自体も約2kmある上に、哲学の道に着くまでもかなり歩くことになります。
     
▮ 大変混雑します

哲学の道は、細い小道です。見頃時期は多数の人出となり、渋滞し、なかなか進まず、諦めて途中で帰られる方も多いのも現状です。
    
▮ 雨の日とその翌日は注意

哲学の道は大半が舗装されているか石畳ですが、土の場所もあります。雨の日や雨の日の翌日はぬかるみ、歩きにくいだけで無く、足元が汚れることもあります。
      

    
見頃時期
   
 4月上旬(平年)

見頃時期は、京都の基準となる標本木より約3日遅い。清水寺と同時期です。平年値は3月29日頃に開花し、4月5日~10日に満開を迎えます。
       
*早い年は3月下旬に見頃となります。最新の見頃情報は「京都の桜見頃情報」へ
   


過去の見頃時期
  
 2023年

3月18日に開花し、3月24日から見頃となり、見頃は3月31日まで続きました。なお、疎水の花筏(桜の絨毯)は4月1日〜6日に出来ました。4月7日の雨で流され、終了しました。
  
 2022年

3月26日に開花し、3月30日に見頃となり、4月6日頃まで見頃が続きました。
  
 2021年

3月20日頃から咲き始めとなり、3月26日から見頃を迎え、4月2日まで見頃が続きました
   
 2020年

3月22日に開花し、3月28日頃から見頃を迎え、3月29日頃から満開となり、4月6日頃まで見頃が続きました。見頃時期に気温低めとなり、長く見頃が続いた年となりました。
   
 2019年

3月28日に開花し、4月6日に満開を迎え、4月9日頃まで満開が続きました。
   
 2018年

3月25日に開花し、気温が高い影響で3月27日に満開となり、満開は4月1日頃まで続きました。
    
 2017年

4月3日に開花し、4月8日に満開となり、4月13日頃まで満開が続きました。
    
 2016年

3月25日に開花し、4月3日に満開となり、4月7日頃まで満開が続きました。
     
 2015年

3月28日に開花し、4月2日に満開となり、4月5日まで満開が続きました。


    
場所・行き方

 京都市左京区(若王子橋から浄土寺橋までの琵琶湖疏水分線に沿った約2kmの歩道)
     
・市バス「南禅寺永観堂前」または「宮の前町」「東天王町」下車。

・京都市営地下鉄東西線「蹴上(けあげ)駅」下車、徒歩10分。

・北側から哲学の道に入る場合は、市バス「銀閣寺前」下車(疎水にできた花の絨毯を見学する場合はこちら)。


哲学の道
哲学の道

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