涸沢カール(紅葉名所)
長野県松本市安曇にある日本有数の氷河圏谷。奥穂高岳を源とする谷で、穂高連峰への登山基地(ベース)となっています。標高約2300mに位置し、日本有数の紅葉名所です。
涸沢カールへは、麓の上高地バスターミナルから約6時間の登山となります。そのため、涸沢で1泊する必要があり、山小屋(涸沢ヒュッテ、涸沢小屋)利用か、テント泊となります。
登山道も整備され、傾斜もそれほどきつくはないですが、ガレ場(石や岩が堆積している斜面)もあり、充分な装備と体力が必要です。また、天候にも、十分な注意が必要です。
見どころ・注意
▮ 日本を代表する紅葉名所
岩山の囲まれた氷河圏谷が、赤、黄、緑などによる錦色の絶景となります。
▮ 赤色が出ない年もあります
9月に雨が多いと、植物の光合成が進まず(赤色となる成分が作られない)、赤色にならず、黄土色の紅葉となります。最近の状況は、当たり年(紅葉が素晴らしい)が2年1度の割合です。
▮ 見頃ピークは5日程
色づきの早い年は9月下旬に、遅い年は10月上旬に見頃を迎えます。見頃のピーク期間は5日程で、その前後も合わせ、紅葉の見頃期間は約10日です(見頃期間が短い名所です)。また、雨や強風により、1夜にして紅葉が終了した年もあります。
▮ 登山です
整備されていますが、ガレ場(石や岩が堆積している斜面)もあり、涸沢カールまでも(それ以上、上に行かなくても)、登山となります。十分な装備と体力、登山知識が必要です。
▮ シーズンは混雑します
涸沢カールのテント場だけでなく、登山口となる上高地も大変な混雑となります。
見頃時期
9月下旬~10月上旬
*見頃のピークは5日程度。その前後も合わせ、見頃期間は10日程です。
*最新の見頃情報は「紅葉見頃情報」へ
過去の見頃時期
2022年
9月20日頃から色づき始め、10月1日に見頃を迎えました。10月3日頃から見頃のピークとなり、10月10日頃までピークが続き、見頃は10月14日頃まで続きました。2022年は見頃が長く続いた年となりました。
2021年
9月16日頃から色づき始め、9月27日に見頃を迎え、10月2日頃からピークとなり、見頃は10月10日頃まで続きました。
2020年
9月10日頃から色づき始め、9月30日頃から見頃を迎え、10月11日頃まで見ごろが続きました。
2019年
9月20日頃から色づき始め、10月1日に見頃となり、10月3日頃からピークに入り、10月11日まで見頃が続きました。
2018年
9月16日頃から色づき始め、9月25日に見頃を迎え、9月28日に見頃のピークを迎え、ピークは10月7日頃まで続き、見頃は10月10日頃まで続きました。
2017年
9月10日頃から色づき始め、9月26日に見頃を迎え、9月29日に見頃のピークとなり、10月5日頃までピークが続き、見頃は10月8日頃まで続きました。
2016年
9月10日頃から色づきが始まり、9月21日頃に見頃を迎え、9月24日頃に見頃のピークとなり、ピークは9月末まで、見頃は10月初めまで続きました。
2015年
9月10日頃から色づき始め、9月22日に見頃を迎え、9月23日に見頃ピークとなり、9月末まで見頃が続きました。
場所・アクセス
長野県松本市安曇(麓の上高地から登山)
・松本駅から、松本電鉄「上高地線」で新島々駅(しんしましま)に。新島々駅から路線バスに乗車、「上高地バスターミナル」で下車。上高地バスターミナルから約6時間の登山となります。
ホームページ
涸沢ヒュッテ
上高地公式サイト
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涸沢カール:©癒しの風景 |
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涸沢への登山口となる上高地 |
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