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京都・嵐山、色づき始め

2021年11月1日、京都・嵐山地区の早い名所で、紅葉が色づき始めました。
     
今年の京都は、9月下旬から気温が平年より2℃高くなっていましたが、10月17日から平年並の気温に戻りました。10月18日に最低気温が10.8℃(中京区)となり、10月24日には気温が8℃まで下がりました。
   
これにより、ほぼ京都市内のほぼすべての名所で紅葉のスイッチが入った模様です。
   
11月1日、嵐山地区の早い名所(天龍寺や常寂光寺など)が色づき始めとなりました(ほぼ昨年並)。早い名所は11月15日前後から見頃となる見込みです。
   
嵐山地区の遅い名所(多数の名所)も、11月5日頃までに色づき始めとなり、11月20日前後には見頃を迎える見込みです。
   
なお、東山や洛北の早い名所(永観堂や蓮華寺など)が10月30日頃から色づき始めています。嵐山地区より2日早い状況です。
  
また、今年の発色は、色づき始めの時点で平年並(当たり年)です。
   
*見頃の時期は、気象条件により変わってきます。最新の情報でご確認を
     
■昨年2020年の状況
嵐山地区の早い名所は11月1日頃から色づき始め、11月14日頃から見頃を迎え、11月25日頃まで続きました。遅い名所(多数の名所)は11月5日頃に色づき始めとなり、11月20日前後に見頃を迎え、11月末頃まで続きました。
    
東山地区は、早い名所で11月1日頃から色づき始め、11月14日頃から見頃を迎え、11月27日頃まで見頃が続きました。遅い名所は11月5日頃までに色づき始め、11月18日頃から見頃を迎え、11月末まで見頃が続きました。
   
洛北地区の早い名所は11月1日頃から色づき始め、11月14日頃から見頃を迎え、11月25日頃まで見頃が続きました。遅い名所も11月5日頃までに色づき始め、11月18日頃から見頃を迎え、11月28日頃まで見頃が続きました。
  
■紅葉の気象条件
一般的に、紅葉は最低気温が8℃以下になると進みます。さらに4℃以下となると、急激に色づきが進みます。
         
紅葉には、最低気温が一番大きな影響を及ぼしますが、最高気温や湿度、日照時間なども関係します。
     
■京都の紅葉
・京都の紅葉の中心は「カエデ」です。なかでもイロハカエデが大半です。カエデ以外には桜やイチョウも色づき、見どころとなっています。
   
・平年の京都紅葉(カエデ)は、高雄、大原、貴船などの山間部では11月上旬から中旬に、嵐山、東山、洛北は11月中旬から下旬に見頃を迎えます。
      
・色づきの早い年と遅い年とでは、2週間前後、見頃の時期がズレます。
    
たとえば、嵐山地区では、早い年は11月15日頃に見頃のピークを迎えますが、遅い年は12月初めにピークとなります。
        
・色づきが始まってからの気温や雨、強風により、比較的長く(10日以上)見頃が続く年と、桜並の短い(5日程度)見頃となる年もあります。
   
・発色がいい年(当たり年)と良くない年があります
   
秋の気温が高くなったり、長雨が続くと色づきが悪く、赤くならない年もあります。発色がいい年(当たり年)は、カエデの葉が緑色→黄緑→朱色→紅葉色→濃い赤→茶色と変化していき、落葉します。特にいい年は輝くような色合いになります。
   
良くない年は、緑色から直接くすんだ赤色に変化します。その後、くすみが取れ、濃いキレイな赤色に変化する場合(俗に持ち直したと言われます)と、濁ったままの色で落葉する場合があります。
   
また、秋の気温(特に最低気温)が非常に高くなったり、長雨が続くと色づきが悪く、赤くならない年もあります。最近では2015年が該当します。
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