桜開花予想、名古屋は3月20日
2022年の名古屋・桜(ソメイヨシノ)開花予想は、平年より4日早い、3月20日。
名古屋の桜は、早い年には3月中旬に開花し、遅い年は4月上旬の開花となります。
2022年の名古屋の桜は、冬場の気温が低い影響により、花芽の休眠打破が5日早くなる計算です。
休眠打破後の花芽の生長は、2月(気温低め)が遅く、3月(気温高め)は早いため、ほぼ平年並の速度となり、桜開花は休眠打破が早い分、早くなる見込み。平年より4日早い、3月20日です。
なお、ソメイヨシノの満開は、3月27日から4月1日頃の予想です。
【計算式・2022名古屋】
▮ 計算の前提条件
・開花までに必要な積算温度は、休眠打破から約360℃(平均気温)…①。
・休眠打破に必要な低温は、8℃以下の気温が1000時間。
・名古屋の最低気温が、8℃以下になるのは11月16日以降(平年)。
・2月1日を、積算温度計算の基準日(平年の休眠打破日)とする。
・気温が平年より1℃低いと1日当たり2時間、8℃以下の時間が増加。逆に気温が1℃高いと、1日当たり2時間、8℃以下の時間が減少すると計算。
・気象庁によると、2022年2月の気温は平年並か低い見込み。予報から2月は平年より0.5℃低い、3月の気温は平年より1℃高いと予想。
・1月~2月の8℃以下の時間は、1日24時間のうち18時間…②
▮ 2022年の休眠打破
2021年11月(15日)の気温は、平年より0.3℃低くなりました。これによる休眠打破の進みは、
15日×0.3℃×2時間=9時間…③
2021年12月の気温は平年より0.1℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
31日×0.1℃×2時間=6.2時間…④
2022年1月の気温は平年より1.2℃低く推移しています。これによる休眠打破の進みは、
31日×1.2℃×2時間=74.4時間…⑤
気温低めによる休眠打破の進み(③ー④+⑤)は、
9時間ー6.2時間+74.4時間=77.1時間…⑥
休眠打破が早くなる日数は(⑥÷②)、
77.1時間÷18時間=4.3日(約5日)
2022年の休眠打破は、平年より5日早い、1月27日(計算上はこの日から桜の花芽が生長を始める)。
▮ 1月の積算温度
1月(27日〜31日までの5日間)の気温を平年より1.2℃低い(3.3℃)と予測。1月の積算温度は、
3.3℃×5日=16.5℃…⑦
▮ 2月の積算温度
2月(28日間)の気温を平年より0.5℃低い(5.0℃)と予測。2月の積算温度は、
5.0℃×28日=140.0℃…⑧
▮ 3月に必要な積算温度
開花までに必要な積算温度(約360℃)から、1月と2月の積算温度(⑦+⑧)を引いたもの。
360℃ー16.5℃ー140.0℃=203.5℃…⑨
▮ 3月の開花に必要な日数
必要な積算温度(⑨)を、3月の予想気温10.2℃(平年より1℃高い)で割ったもの。
203.5℃÷10.3℃=19.8(約20日)
計算上の名古屋の桜開花日は、平年より4日早い、3月20日。
*計算上の予想日で、今後の天候に左右されます
*満開は開花の約1週間後。なお、満開まで2週間以上掛かる年もあれば、2日で満開になる年もあります。満開の期間は約5日
*2021年5月に平年値(過去30年の平均値)が更新されました。平年の開花が3月26日から2日早くなり、3月24日となっています。冬場の気温も高くなっています(+0.3℃〜+0.5℃)
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