桜開花予想、金沢は4月1日
2022年の金沢・桜(ソメイヨシノ)開花予想は、平年より2日早い、4月1日。
2022年の金沢の桜は、冬場の気温が低い影響により、花芽の休眠打破が平年より1日早くなる計算です。
休眠打破後の花芽生長は平年より少し早く、桜開花予想は平年より2日早い、4月1日です。
なお、ソメイヨシノの満開は、4月5日から4月10日頃の予想です。
*1月27日現在の開花予想
【計算式・2022金沢】
▮ 計算の前提条件
・開花までに必要な積算温度は、休眠打破から約360℃(平均気温)…①。
・休眠打破に必要な低温は、8℃以下の気温が1000時間。
・金沢の最低気温が、8℃以下になるのは11月以降(平年)。
・2月4日を、積算温度計算の平年の基準日(平年の休眠打破日)とする。
・気温が平年より1℃低いと1日当たり2時間、8℃以下の時間が増加する。逆に気温が1℃高いと、1日当たり2時間、8℃以下の時間が減少すると計算。
・気象庁によると、2022年2月の気温は平年並か低い予報。予報から2月は平年より0.5℃低い、3月、4月は平年より1℃高いと予想。
・1月~2月の8℃以下の時間は、1日24時間のうち24時間(平年値)…②
▮ 2022年の休眠打破
2021年11月の気温は平年より0.4℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
30日×0.4℃×2時間=24時間…③
2021年12月の気温は平年より0.2℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
31日×0.2℃×2時間=12.4時間…④
2022年1月の気温は平年より0.7℃低く推移しています。これによる休眠打破の進みは、
31日×0.7℃×2時間=43.4時間…⑤
2022年2月(3日まで)の気温は平年より0.5℃低い予想のため、これによる休眠打破の進みは、
3日×0.5℃×2時間=3時間…⑥
気温低めによる休眠打破の進み(ー③ー④+⑤+⑥)は、
ー24時間ー12.4時間+43.4時間+3時間=10時間…⑦
休眠打破が早くなる日数は(⑦÷②)、
10時間÷24時間=0.4日(約1日)
2022年の休眠打破は、平年より1日早い2月3日(計算上はこの日から桜の花芽が生長を始める)。
▮ 2月の積算温度
2月の気温を平年より0.5℃低い(3.7℃)と予測。休眠打破後の2月の日数(3日~28日)は26日。2月の積算温度は、
3.7℃×26日=96.2℃…⑧
▮ 3月の積算温度
3月の気温を平年より1℃高い8.3℃と予想。3月(31日)の積算温度は、
8.3℃×31日=257.3℃…⑨
▮ 4月に必要な積算温度
開花までに必要な積算温度(約360℃)から、2月(⑧)と3月(⑨)の積算温度を引いたもの。
360℃ー96.2℃ー257.3℃=6.5℃…⑩
▮ 4月の開花に必要な日数
必要な積算温度(⑩)を、4月上旬の予想気温11.7℃(平年より1℃高い)で割ったもの。
6.5℃÷11.7℃=0.6(約1日)
計算上の金沢の桜開花日は、平年より2日早い、4月1日。
*計算上の予想日で、今後の天候に左右されます
*満開は開花の約1週間後。なお、満開まで2週間以上掛かる年もあれば、2日で満開になる年もあります。満開の期間は約5日
*2021年5月に平年値(過去30年の平均値)が更新されました。平年の開花が4月4日から1日早くなり、4月3日となっています。冬場の気温も高くなっています(+0.3℃〜0.4℃)
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金沢の桜:©金沢市観光協会 |
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