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桜開花予想、福岡は3月16日 2023年の福岡・桜（ソメイヨシノ）開花予想は平年より6日早い、3月16日。 桜の花芽は前年の夏に作られ、秋になると休眠に入ります。その後、一定期間、低温に受けると休眠から目覚めます（これを休眠打破といいます）。休眠から目覚めた桜の花芽は、気温の上昇とともに生長、開花します。 福岡の桜は早い年には3月中旬に開花し、遅い年は4月上旬の開花となります。平年の桜開花日は3月22日です。 2023年の福岡の桜は、冬場の気温が低め予報のため、花芽の休眠打破が4日早い計算です。休眠打破後の花芽生長は、冬場の気温が低い影響で2月は遅く、3月は気温が高い影響で早い見込みです。 福岡の桜開花予想は平年より6日早い、3月16日です（計算式は下記）。 なお、ソメイヨシノの満開は3月23日から3月28日頃の予想です。 ＊第1回目の開花予想（2022年10月12日現在）。今後、予測値の気温から実測値の気温に切り替え、開花予想を行なっていきます（約1ヵ月毎） 2023福岡開花予想（計算式） ▮ 計算の前提条件 開花までに必要な積算温度は、休眠打破から約360℃（平均気温）…① 休眠打破に必要な低温は、8℃以下の気温が1000時間。 福岡の最低気温が8℃以下になるのは12月以降（平年値）。 2月7日を積算温度計算の平年の基準日（平年の休眠打破日）とする。 気温が平年より1℃低いと1日当たり2時間、8℃以下の時間が増加。逆に気温が1℃高いと、1日当たり2時間、8℃以下の時間が減少する。 1月～2月の8℃以下の時間は、1日24時間のうち18時間（平年値）…② 気象庁の3ヵ月予報と寒候期予報（冬の気温は平年並か低い）から、11月の気温は平年並、12月〜2月の気温は平年より0.5℃低いと予測。また、3月の気温は近年、地球温暖化の影響で高くなっており、2023年3月も平年より1℃高いと予測。 ▮ 2023年の休眠打破 2022年12月の気温は平年より0.5℃低い予想。これによる休眠打破の進みは、 31日×0.5℃×2時間＝31時間…③ 2023年1月の気温は平年より0.5℃低い予想。これによる休眠打破の進みは、 31日×0.5℃×2時間＝31時間…④ 2023年2月（平年の休眠打破日の前日まで。6日まで）の気温は平年より0.5℃低い予想。これによる休眠打破の進みは、 6日×0.5℃×2時間＝6時間…⑤ 気温低めによる休眠打破の進み（③＋④＋⑤）は、 31時間＋31時間＋6時間＝68時間…⑥ 休眠打破が早くなる日数は（⑥÷②）、 68時間÷18時間＝3.8日（約4日） 2023年の休眠打破は平年より4日早い、2月3日（計算上はこの日から桜の花芽が生長を始める）。 ▮ 2月の積算温度 2月の気温は平年より0.5℃低い予想（平年値7.8℃ー0.5℃＝7.3℃）。2月の日数は26日（6日〜28日）。2月の積算温度は、 7.3℃×26日＝189.8℃…⑦ ▮ 3月に必要な積算温度 開花までに必要な積算温度（約360℃）から、2月（⑦）の積算温度を引いたもの。 360℃ー189.8℃＝170.2℃…⑨ ▮ 3月の開花に必要な日数 必要な積算温度（⑨）を、3月の予想気温10.8℃（3月半ばまでの平均気温9.8℃＋1℃）で割ったもの。 170.2℃÷10.8℃＝15.8（約16日） 計算上の福岡の桜開花日は平年より6日早い、3月16日。 |
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