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正倉院展始まる、74回目

2022年10月29日、奈良市の奈良国立博物館で、第74回正倉院展が開幕しました。
     
正倉院展は、毎年秋に奈良国立博物館で開催される特別展覧会。天平文化を今に伝える正倉院宝物のうち、毎年数十点が公開されます。
     
74回目となる今年は、10月29日から11月14日まで開催されます。なお、今年も武漢肺炎の影響で事前予約のみとなっています。当日券はありません。
  

 
正倉院展
 
毎年秋に、奈良国立博物館で開催される特別展覧会。天平文化を今に伝える正倉院宝物のうち、毎年数十点が公開されます。
    
正倉院には現在、整理済みのものだけでも約九千点の宝物があります。展示はそのうちのわずか数十点だけであるため、毎年違った宝物が展示され、毎年訪れるファンも多数です。
    
▮ 場所・アクセス

奈良国立博物館(奈良市登大路町50番地)
 
・近鉄奈良駅から東へ、徒歩約15分

・JR奈良駅から東へ、徒歩約25分

*近鉄奈良駅、JR奈良駅からバスも出ています
    
▮ 料金

・一般…2000円

・大学生、高校生…1500円

・中学生、小学生…500円


 
正倉院
 
奈良・平安時代の官庁や大寺には、重要物品を納める倉庫・正倉が設けられていました。また、いくつもの正倉が集まっている場所を「正倉院」と呼んでいました。
         
正倉院自体は多数存在していたのですが(奈良、平安時代)、現存しているのは東大寺だけとなりました。そのため、現在では正倉院といえば、「東大寺の正倉院」を指す言葉となりました。
     
東大寺の正倉院は8世紀の中頃、光明皇后が聖武天皇の御冥福を祈り、数百点を超える愛用品などを東大寺に奉献したことに始まります。その後、多数の品々が奉献され、現在、整理済みのものだけでも約九千点の宝物が保管されています。
          
そのほとんどのものが奈良時代のものであり、大陸(インド、イラン、ギリシャ、ローマ、エジプト、中国など)から舶載されたもの、我が国で製作された美術工芸品や文書などです。
        
とくに注目されるのは西方的色彩が濃厚なことで、そのため「正倉院はシルクロードの終着点である」という言葉もあります。
   
なお、この正倉院は朝廷の監督の下、東大寺によって管理されてきましたが、現在は宮内庁の所管となっています。
      
*参考…宮内庁・正倉院について
     
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