皆既月食、多くの地域で観測
2022年11月8日夜、太平洋側を中心に皆既月食が観測されました。
月食は太陽と月の間に地球が入ることにより、地球の影の中に月が入る現象。皆既月食は地球の影の中に、月が完全に入り込みます。
8日18時8分頃から月が欠け始め(地球の影に入り始め)、19時16分頃、すべて地球の影に入り、月が赤銅色となりました。
*北陸を中心に雨模様の天気のため、観測することができませんでしたが、それ以外の地域は好天となり、皆既月食を観測できました
月食
太陽と月の間に「地球」が入ることにより、地球の影の中に月が入る現象。
月は太陽の光を反射して輝いて見えますが、太陽と月の間に地球が入ると、太陽の光を地球が遮ることにより(地球の影の中に月が入る)、月が暗くなったり、欠けたように見えたりします。これが月食です。
月が地球の影の中に、完全に入り込むのが「皆既月食」で、一部だけ入るのが「部分月食」です。
なお、皆既月食(かいきげっしょく)となっても、月は真っ暗になって見えなくなるわけでは無く、赤銅色(しゃくどういろ)に見えます。
波長の長い赤い光は、地球の大気を通過することができるための現象です。さらに大気が光を屈折させるため、赤い光が皆既食中の月面を照らし、月が赤黒く見えます。
この皆既月食は、平均すると年に0.8回程度起こる現象です。
*参考…国立天文台・月食とは
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