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風流踊、無形文化遺産に登録

2022年11月30日、モロッコの首都・ラバトで開催されているユネスコ無形文化遺産保護条約・第17回政府間委員会において、「風流踊」のユネスコ無形文化遺産への記載が決まりました。
    
無形文化遺産はユネスコが選出(記載)している「世界的価値のある無形文化財」。
 
2020年3月、日本はすでにユネスコの無形文化遺産となっている「チャッキラコ」を拡張し、風流踊(ふりゅうおどり)としてグループ化することを提案しました。
  
11月30日、モロッコの首都・ラバトで開催されているユネスコ無形文化遺産保護条約・第17回政府間委員会において、風流踊(重要無形民俗文化財41件)がユネスコ無形文化遺産に記載されることが決定しました。
   
*ユネスコ無形文化遺産への記載…ユネスコ無形文化遺産保護条約の代表一覧表への記載。無形遺産に「登録」と表現されることも多い


 
風流踊(ふりゅうおどり)
 
華やかな、人目を惹く、という「風流」の精神を体現し、衣装や持ちものに趣向をこらして、歌や笛、太鼓、鉦(かね)などの囃子に合わせて踊る民俗芸能。
  
除災や死者供養、豊作祈願、雨乞いなど、安穏な暮らしを願う人々の祈り、祭礼や年中行事などの機会に地域の人々が世代を超えて参加します。   
それぞれの地域の歴史と風土を反映し、多彩な姿で今日まで風流踊は地域の活力の源として大きな役割を果たしています。
  
国指定重要無形民俗文化財は41件で、西馬音内の盆踊(秋田県羽後町)、チャッキラコ(神奈川県三浦市)、郡上踊(岐阜県郡上市)、六斎念仏(京都市)などがあります。
     
*参考…外務省・無形文化遺産、文化庁・無形文化遺産
  
ニュースINDEX.2022年12月上旬
★社会・国際
『無形文化財』
風景
西馬音内の盆踊(秋田県羽後町)
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