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ロシア全土、危険レベル3以上に

2022年3月7日、外務省がロシアについて、危険情報(危険レベルの引き上げ)を発表しました。

2月24日、ロシア軍がウクライナに侵攻し、ウクライナ各地で激しい戦闘が続いています。
   
さらにロシアに対する措置として、EUなどの国々がロシア航空機の領空飛行を禁じ、その対抗措置として、ロシアが自国の領空飛行を禁じる措置を取ったことから、航空便の運航停止が相次いでいます。
  
また、クレジットカード大手のVISAとMasterは、ロシアでの決済事業の停止を発表するなど、当国の市民生活にも影響が出始めています。
     
この状況を受け、外務省は3月7日、ウクライナ国境地域以外のロシア全土を、危険レベル3(渡航は中止)に引き上げました。
   
なお、ウクライナ国境地域はすでに危険レベル4(退避勧告)に引き上げられています。
    

    
【ロシアの危険情報】
    
▮ レベル4(退避勧告)

・ウクライナとの国境地域
    
▮ レベル3(渡航は中止)
    
・レベル4の地域を除く全地域
   

    
▮ ウクライナ情勢
   
ウクライナは、東にロシア、西にハンガリー、ポーランド、ルーマニア、北にベラルーシ、南は黒海に面する東ヨーロッパの国。人口は4千万人強で、主な民族はウクライナ人(78%)とロシア人(17%)です。
   
1991年、ソ連邦崩壊により独立し、民主主義国家となるも、民族対立(ウクライナ人とロシア人)が続いています。また、ウクライナにいるロシア人をロシアが支援し、ウクライナとロシアの対立ともなっています。
   
2021年12月以降、ウクライナ国境周辺地域でのロシア軍の増強により、緊張状態が高まりました(ロシアがウクライナに侵攻する可能性が高くなりました)。
    
民主主義国家となったウクライナは、西側(EU)の一員になることを望んでいますが、ウクライナからロシアの首都・モスクワまでの距離は約500kmです。ウクライナが西側の一員になると、ロシアは俗に「首にナイフを突きつけられた形」となります。それを阻止するための侵攻とみられています
   
2022年2月21日、ロシアのプーチン大統領が、ロシア人が多く住むウクライナ東部(ドネツク人民共和国、ルハンスク人民共和国と呼ばれる地域)の「独立」を承認しました(国際法違反)。

2022年2月24日、ロシア軍がウクライナに侵攻し、ウクライナ各地で激しい戦闘が始まりました。
   
2月24日、G7は首脳会議を開催し、ロシアの侵攻は国際法違反であるとし、非難するとともに、G7が連携してロシアに対し、厳しい経済・金融制裁を科すことを決めました。
  
3月2日、国連総会でロシアによるウクライナ侵略を非難し、無条件に撤退することを要求した決議が採択されました。
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