無形文化遺産、伝統的酒造りを推薦
2022年3月10日、無形文化遺産保護条約・関係省庁連絡会議が開催され、「伝統的酒造り」をユネスコの無形文化遺産に提案することが決定しました。
無形文化遺産は、ユネスコが選出(記載)している世界的価値のある無形文化財。これまでに、日本の無形文化遺産は22件記載されています。
外務省によると、今回の決定を受け、3月末までにユネスコに提案書の提出を行い、2024年の無形文化遺産登録を目指することになりました。
*提案…無形文化遺産登録のため、日本がユネスコに対し、文化財を推薦すること
▮ 伝統的酒造り
日本の伝統的なこうじ菌を使った、日本酒、焼酎、泡盛などの酒造り技術。
近代科学が成立・普及する以前の時代から、杜氏(とうじ)・蔵人(くらびと)などの経験の蓄積によって、手作業のわざとして築き上げてきた日本の酒造り技術です。
日本の各地で、その土地の気候や風土に応じ、多様な姿で酒造り技術が受け継がれています。日本の酒は儀式や祭礼行事など、今日の日本人の生活の様々な場面にも不可欠であり、日本の様々な文化と密接に関わっています。
なお、伝統的酒造りは国の登録無形文化財になっています。
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