くにゅーニュース(Qnewニュース)
    ホーム    
サル痘、欧米を中心に20ヵ国で確認

2022年5月25日、外務省がサル痘について、広域情報を発表しました。

サル痘は、サル痘ウイルスに感染することで発症する感染症。アフリカの風土病で、天然痘に似た症状を持つ急性発疹性疾患です。
  
現在、欧米諸国を中心に流行しており、24日現在、20ヵ国(パキスタン、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、イスラエル、イタリア、オランダ、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、カナダ、アメリカ、オーストラリア、スロベニア、チェコ、アラブ首長国連邦)で症例が確認されました。
   
この状況を受け、外務省はこれらの国へ渡航される方、滞在中の方に対し、十分注意するよう呼びかけました。
   
*5月21日時点で確認されていたのは12ヵ国です。わずか3日で8ヵ国増加し、確認された国が20ヵ国となりました(急速に拡大しています)

  
サル痘(さるとう)
   
サル痘は、サル痘ウイルスに感染することで発症する感染症。天然痘に似た症状を持つ急性発疹性疾患です。アフリカ(カメルーン、中央アフリカ、コンゴ民主国共和国、ナイジェリアなど)の風土病で、リスなどのげっ歯類が自然宿主として考えられています。
   
感染すると、5~21日の潜伏期間の後、発熱、悪寒、背中の痛み、筋肉痛、リンパ節の腫れなどの初期症状があり、発熱後1~3日で特徴的な発疹が顔や四肢に現れ、口の中や性器、目にも発疹が現れることがあります。
   
臨床的には天然痘と区別が困難で、致死率は数%~10%。
   
対策としては、症状のある人の飛沫・体液との接触を避ける、サル痘を保有する可能性のあるげっ歯類等のほ乳類との接触を避ける、野生の狩猟肉を食べたり扱ったりすることを控える、手洗いや消毒に務め、感染が疑われる場合には直ちに医師の診察を受けること。
  
ニュースINDEX.2022年5月下旬
★社会・国際
『欧米』
風景
    ページのトップへ