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サル痘、36ヵ国で症例を確認、注意

2022年6月20日、外務省がサル痘について、広域情報を発表しました。

サル痘は、サル痘ウイルスに感染することで発症する感染症。アフリカ(カメルーン、中央アフリカ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ガーナ、ナイジェリア)の風土病で、天然痘に似た症状を持つ急性発疹性疾患です。
   
現在、欧米諸国を中心に流行しており、6月20日現在、36ヵ国(下記)で症例が確認されました。
   
この状況を受け、外務省はこれらの国へ渡航される方、滞在中の方に対し、十分注意するよう呼びかけました。
   
*5月21日時点で確認されていたのは12ヵ国でした。その後、5月24日には20ヵ国、5月31日には23ヵ国、6月6日には28ヵ国、6月13日には30ヵ国、6月20日には36ヵ国となりました(急速に拡大しています)。感染者数は6月17日時点で2000人強(WHO発表)です


  
症例が確認された国
   
▮ ヨーロッパ(25ヵ国)

オーストリア、ベルギー、チェコ、デンマーク、フィンランド、フランス、ジョージア、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イタリア、ラトビア、マルタ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス
   
▮ アメリカ大陸(7ヵ国)

アルゼンチン、カナダ、メキシコ、アメリカ、ブラジル、ベネズエラ、チリ
   
▮ アフリカ(1ヵ国)

モロッコ
   
▮ 中東(2ヵ国)

アラブ首長国連邦、イスラエル
   
▮ オセアニア(1ヵ国)

オーストラリア
   
*上記以外に元々、風土病として存在しているアフリカの6ヵ国(カメルーン、中央アフリカ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ガーナ、ナイジェリア)でも、引き続き感染が確認されています
   

  
サル痘(さるとう)
   
サル痘は、サル痘ウイルスに感染することで発症する感染症。天然痘に似た症状を持つ急性発疹性疾患です。アフリカ(カメルーン、中央アフリカ、コンゴ民主国共和国、ナイジェリアなど)の風土病で、リスなどのげっ歯類が自然宿主として考えられています。
   
感染すると、5~21日の潜伏期間の後、発熱、悪寒、背中の痛み、筋肉痛、リンパ節の腫れなどの初期症状があり、発熱後1~3日で特徴的な発疹が顔や四肢に現れ、口の中や性器、目にも発疹が現れることがあります。
   
臨床的には天然痘と区別が困難で、致死率は数%~10%。
   
対策としては、症状のある人の飛沫・体液との接触を避ける、サル痘を保有する可能性のあるげっ歯類等のほ乳類との接触を避ける、野生の狩猟肉を食べたり扱ったりすることを控える、手洗いや消毒に務め、感染が疑われる場合には直ちに医師の診察を受けること。
  
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