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サル痘、感染症危険情報レベル1

2022年7月25日、外務省がサル痘について、感染症危険情報を発表しました。

サル痘は、サル痘ウイルスに感染することで発症する感染症。アフリカ(カメルーン、中央アフリカ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ガーナ、ナイジェリア)の風土病で、天然痘に似た症状を持つ急性発疹性疾患です。
   
7月23日、世界保健機関(WHO)は、サル痘の世界的な感染拡大が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」であると認定しました。WHOによると、サル痘の感染は75ヵ国に広がり、累計で1万6000人以上の感染者が確認されています。
    
この状況を受け、外務省は全世界に対し、サル痘にかかる感染症危険情報レベル1(十分注意してください)を発出しました。海外へ渡航される方、滞在中の方は、サル痘に十分注意を。
   
*5月21日時点で確認されていたのは12ヵ国でした。その後、5月24日には20ヵ国、5月31日には23ヵ国、6月6日には28ヵ国、6月13日には30ヵ国、6月20日には36ヵ国、6月29日には55ヵ国、7月8日には64ヵ国、7月23日には75ヵ国となりました(急速に拡大しています)。感染者数は7月23日時点で1万6000人強(WHO発表)です
   

  
サル痘(さるとう)
   
サル痘は、サル痘ウイルスに感染することで発症する感染症。天然痘に似た症状を持つ急性発疹性疾患です。アフリカ(カメルーン、中央アフリカ、コンゴ民主国共和国、ナイジェリアなど)の風土病で、リスなどのげっ歯類が自然宿主として考えられています。
   
感染すると、5~21日の潜伏期間の後、発熱、悪寒、背中の痛み、筋肉痛、リンパ節の腫れなどの初期症状があり、発熱後1~3日で特徴的な発疹が顔や四肢に現れ、口の中や性器、目にも発疹が現れることがあります。
   
臨床的には天然痘と区別が困難で、致死率は数%~10%。
   
対策としては、症状のある人の飛沫・体液との接触を避ける、サル痘を保有する可能性のあるげっ歯類等のほ乳類との接触を避ける、野生の狩猟肉を食べたり扱ったりすることを控える、手洗いや消毒に務め、感染が疑われる場合には直ちに医師の診察を受けること。
  
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