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ケニア、大統領選を受け混乱、注意

2022年8月16日、外務省がケニアの情勢について、スポット情報を発表しました。

ケニアでは、8月9日に大統領選挙が行われました。大統領選はルト副大統領とオディンガ元首相の一騎打ちになり、開票の結果(15日)、僅かな差でルト副大統領の得票が上回りました。
   
同日、IEBC(ケニアの選挙管理委員会:委員7名)のチェブカティ委員長はルト副大統領が当選したと発表しましたが、IEBCのチェレラ副委員長を含む4名のIEBC委員が記者会見を行い、選挙プロセスが不透明であり、大統領選挙の結果に責任を持てないと発表しました。
   
大統領選の結果を受け、ケニア各地、特にナイロビのスラム周辺において、住民の騒乱、道路の封鎖、路上強盗が発生しています。今後、ケニア全土にて両陣営の支持者による衝突がエスカレートするほか、一般犯罪及びテロの脅威が増大する可能性が懸念されます。
    
現在、ケニアでは治安対策のため、全土に武装した警察官が派遣され、厳重な警戒体制が取られており、催涙ガスや威嚇射撃による武力行使も確認されています。
   
このケニアの情勢を受け、外務省は渡航される方、滞在中の方に対し、最大限の注意を払うよう呼びかけました。
   
なお、2007年の総選挙の際には、選挙後の民族間衝突で1000人以上が死亡しています。
  
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