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京都の桜、見頃のピーク

2023年3月24日、京都の多くの名所でソメイヨシノが満開を迎えました。
 
京都には多彩な桜が植栽されていますが、現在では「ソメイヨシノ」が多数(約7割)となっています。次いで「しだれ桜」と「紅しだれ桜」が多く植栽され、京都を代表する桜となっています。
 
また、しだれ桜、ソメイヨシノ、紅しだれ桜の順番に咲き、平年の場合、3月末から4月半ばまで桜の季節が続きます。
   
今年は記録的に早く、しだれ桜は3月20日前後から見頃に入り、3月24日、ソメイヨシノ(標本木、哲学の道、醍醐寺、インクライン、高台寺界隈、嵐山など)が満開を迎えました。見頃は3月29日頃まで続く見込みです。
   
なお、紅しだれ桜も早い名所で見頃となりました(本来はソメイヨシノ後に咲く桜)。有名な平安神宮の紅しだれ桜も5分咲き(3月24日時点)となっており、3月25日には見頃となる見通しです。
      
*桜シーズンのピークは、ソメイヨシノが見頃を迎えた時期です。今年は3月24日~3月29日頃の見込みです

*見頃時期は気象条件により変わってきます。京都・桜見頃情報でご確認を
 

   
京都の桜

京都を代表する桜には、しだれ桜、ソメイヨシノ、紅しだれ桜の3つがあります(この3つで約9割を占めます)。また、しだれ桜→ソメイヨシノ→紅しだれ桜の順番に咲きます。
           
平年の場合、しだれ桜は3月下旬から4月初めに、ソメイヨシノは4月5日から4月10日頃に、紅しだれ桜は4月10日頃から15日頃に見頃を迎えます。
           
平年の桜の季節は、3月25日頃から4月17日頃までの20日間です。なお、早い年と遅い年では、見頃の時期に20日のずれがあります。
   
▮ しだれ桜

しだれ桜は、枝が柳のように垂れ下がって生えている桜の総称で、多数の品種があります。京都では、ソメイヨシノよりも1週間程度早く開花し、白か薄い紅色の花を咲かせる、しだれ桜の総称です。
     
開花時期は3月下旬から4月初め。しだれ桜の名所には、京都御苑(近衛の糸桜、出水のしだれ桜)、三年坂、醍醐寺などがあります。
      
▮ ソメイヨシノ

多数の品種の桜が存在する京都ですが、現在、桜の7割以上をソメイヨシノが占めています。
        
ソメイヨシノの平年の開花は、3月26日。平年の見頃は4月4日から4月8日頃です。なお、哲学の道や清水寺などは、これより2日程度、開花や満開が遅れます。
       
代表的な名所は、祇園白川、哲学の道、高台寺界隈、醍醐寺、清水寺、円山公園、インクライン、岡崎公園、木屋町、嵐山などがあります。
  
▮ 紅しだれ桜

濃い紅色の、一重または八重咲きの花を咲かせ、ソメイヨシノの後に咲くシダレサクラの総称。京都で紅しだれ桜といわれているものの大半は、八重紅しだれ(ヤエベニシダレ)です。
       
平年の見頃は、4月8日頃~13日頃。紅しだれの名所としては、平安神宮、南禅寺界隈、半木の道、東寺などがあります。
         
特に「平安神宮・神苑の紅しだれ桜」が有名で、京都を代表する桜のひとつ。谷崎潤一郎の小説「細雪」や、川端康成の小説「古都」にも登場している桜です。
   
なお、紅しだれ桜も「しだれ桜のひとつ」ですが、京都で言われる一般的なしだれ桜と、見頃の時期、花の形や色が違うため区別されています。
  
ニュースINDEX.2023年3月下旬
★観光・国内
『桜・京都』
桜
祇園白川
桜
しだれ桜:醍醐寺
桜
ソメイヨシノ:木屋町通
桜
紅しだれ桜:南禅寺界隈
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