くにゅーニュース(Qnewニュース)
    ホーム    
サル痘、感染症危険レベル1を解除

2023年5月12日、外務省がサル痘について、広域情報を発表しました。

サル痘は、サル痘ウイルスに感染することで発症する感染症。アフリカの風土病で、天然痘に似た症状を持つ急性発疹性疾患です。昨年5月から急速に拡大し、昨年7月23日に世界保健機関(WHO)は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」であると認定しました。
   
5月11日、WHOは世界での感染状況が改善してきたことを受け、サル痘の「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を終結させました。
  
このWHOの決定を受け、外務省は5月12日、全世界に発出している感染症危険レベル1(十分注意してください)を解除しました。
  

*日本国内での感染は引き続き拡大しています。日本国内でのサル痘感染者は累計135名、確認されています
   

  
サル痘(さるとう)
   
サル痘は、サル痘ウイルスに感染することで発症する感染症。天然痘に似た症状を持つ急性発疹性疾患です。アフリカ(カメルーン、中央アフリカ、コンゴ民主国共和国、ナイジェリアなど)の風土病で、リスなどのげっ歯類が自然宿主として考えられています。
   
感染すると、5~21日の潜伏期間の後、発熱、悪寒、背中の痛み、筋肉痛、リンパ節の腫れなどの初期症状があり、発熱後1~3日で特徴的な発疹が顔や四肢に現れ、口の中や性器、目にも発疹が現れることがあります。
   
臨床的には天然痘と区別が困難で、致死率は数%~10%。
   
対策としては、症状のある人の飛沫・体液との接触を避ける、サル痘を保有する可能性のあるげっ歯類等のほ乳類との接触を避ける、野生の狩猟肉を食べたり扱ったりすることを控える、手洗いや消毒に務め、感染が疑われる場合には直ちに医師の診察を受けること。
  
ニュースINDEX.2023年5月中旬
★社会・国際
『感染症』
風景
風景
風景
    ページのトップへ