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千鳥ヶ淵の見頃、3月30日~4月3日頃

今年の東京・千鳥ヶ淵の桜見頃は、3月30日頃から4月3日頃の見込みです。
 
東京の桜は、暖冬の影響により、花芽の休眠打破が約10日遅くなっています。
一方、2月、3月の気温が高い影響で、休眠打破後の花芽の生長は早くなり、遅れを取り戻す見込みです。
     
Qnewニュースの東京・桜(ソメイヨシノ)開花予想は、平年より5日早い、3月21日。
   
この開花予想は、東京の基準となっている靖国神社の標本木(ソメイヨシノ)についてのものです。
最近の千鳥ヶ淵の桜開花は、この標本木と比べて、2日から3日遅くなっています。
 
このため、今年の千鳥ヶ淵は3月23日頃に開花し、3月30日頃に満開を迎え、4月3日頃まで満開が続く予想です。
   
*靖国神社(標本木)の満開は、3月28日頃から4月1日頃の予想です。
*千鳥ヶ淵は、堀の水の影響で気温の上昇が抑えられ、このため、靖国神社の桜より開花が遅れるとみられています
*見頃時期は気象条件により変わってきます。桜見頃情報でご確認を

【計算式・2019年の東京】
■計算の前提条件
・開花までに必要な積算温度は、休眠打破から約360℃(平均気温)…①
・休眠打破に必要な低温(8℃以下)時間は、1000時間。
       
・1月28日を、積算温度計算の基準日(平年の休眠打破日)とする。
      
・気温が平年より1℃低いと1日当たり2時間、8℃以下の時間が増加すると計算。
逆に気温が1℃高いと、1日当たり2時間、8℃以下の時間が減少すると計算。
       
・気象庁(1ヵ月予報)によると、3月の気温は高い予想。平年より1℃高いと予測。
   
・1月~2月の8℃以下の時間は、1日24時間のうち21時間(平年値)ですが、今年は暖冬のため19時間…②
     
■2019年の休眠打破
東京で気温が8℃以下となるのは、11月以降のため、2018年11月以降の気温と平年値との比較。
     
・2018年11月の気温は、平年より1.9℃高くなったため、これにより休眠打破の遅れは、
30日×1.9℃×2時間=114時間…③
     
・2018年12月の気温は、平年より0.7℃高くなったため、これにより休眠打破の遅れは、
31日×0.7℃×2時間=43.4時間…④
     
・2019年1月(基準日の前日まで。27日)の気温は、平年より0.4℃高くなったため、これによる休眠打破の遅れは、
27日×0.4℃×2時間=21.6時間…⑤
      
・休眠打破が遅くなる時間は(③+④+⑤)、
114時間+43.4時間+21.6時間=179時間…⑥
         
・休眠打破が遅くなる日数は(⑥÷②)、
179時間÷19時間=9.4日…⑦
       
2019年の休眠打破は、平年より約10日遅くなり、2月7日
*計算上は、この日から桜の花芽が生長を始める
*2月7日以降の気温を予測し、開花に必要な積算温度に到達した日が、計算上の開花日
      
■2月の積算温度
・2月(7日~28日)の気温を平年より1.3℃高い7.2℃(実測値)。
2月の積算温度は、7.2℃×22日(2月7日~28日)=158.4℃…⑧

■3月に必要な積算温度
・開花までに必要な積算温度(約360℃)から、2月(⑧)の積算温度を引いたもの。
360℃ー158.4℃=201.6℃…⑨
        
■3月の開花に必要な日数
・必要な積算温度(⑨)を、3月の気温(平年より1℃高い9.7℃)で割ったもの。
201.6℃÷9.7℃=20.8

計算上の東京の桜開花日は、平年より5日早い、3月21日

*計算上の予想日で、今後の天候に左右されます
*満開は開花の約1週間後。なお、満開まで2週間以上掛かる年もあれば、2日で満開になる年もあります
*満開の期間は約5日
ニュースINDEX.2019年3月上旬
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