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桜開花予想、金沢は2日早い、4月2日

2020年の金沢・桜(ソメイヨシノ)開花予想は、平年より2日早い、4月2日。
      
2020年の金沢の桜は、冬場の気温が高い影響(暖冬)により、花芽の休眠打破が15日遅くなる計算です。
   
気温高めの影響で、休眠打破後の花芽の生長は早くなり、休眠打破の遅れを取り戻す見込み。
金沢の桜開花予想は、平年より2日早い、4月2日です。
        
なお、ソメイヨシノの満開は、4月7日から4月11日頃の予想です。
       
*3回目の開花予想(1月15日現在)。2回目(12月22日現在)の開花予想は4月3日、1回目(11月19日)も4月3日

【計算式・2020金沢】
■計算の前提条件
・開花までに必要な積算温度は、休眠打破から約360℃(平均気温)…①。
・休眠打破に必要な低温は、8℃以下の気温が1000時間。
・金沢の最低気温が、8℃以下になるのは11月以降(平年)。
       
・2月4日を、積算温度計算の平年の基準日(平年の休眠打破日)とする。
      
・気温が平年より1℃低いと1日当たり2時間、8℃以下の時間が増加すると計算。
逆に気温が1℃高いと、1日当たり2時間、8℃以下の時間が減少すると計算。
       
・気象庁によると、1月、2月、3月の気温は高い予想。
来年4月までの金沢の気温は、平年と比べ2月までは2.3℃高い、3月以降は2.0℃高いと予想。
   
・1月~2月の8℃以下の時間は、1日24時間のうち24時間(平年値)ですが、今季は暖冬(0.8℃高い予想)のため、20時間と予測…②
     
■2020年の休眠打破
・2019年11月の気温は、平年より0.6℃高くなりました(気象庁の観測値)。これによる休眠打破の遅れは、
30日×0.6℃×2時間=36時間…③
     
・2019年12月の気温は平年より1.6℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
31日×1.6℃×2時間=99.2時間…④
     
・2020年1月と2月(3日まで)の気温も、平年より2.3℃高い予想のため、これによる休眠打破の遅れは、
34日×2.3℃×2時間=156.4時間…⑤
       
・暖冬による休眠打破の遅れ(③+④+⑤)。
36時間+99.2時間+156.4時間=291.6時間…⑥
    
・暖冬により休眠打破が遅くなる日数は(⑥÷②)、
291.6時間÷20時間=14.6日
       
・2020年の休眠打破は、平年より15日遅くなり、2月19日。
(計算上は、この日から桜の花芽が生長を始める)
     
■2月の積算温度
・2月の気温を平年より2.3℃高い(6.2℃)と予測。
休眠打破後の2月の日数(19日~29日)は11日(2020年は閏年)
2月の積算温度は、6.2℃×11日=68.2℃…⑦

■3月の積算温度
・3月の気温を平年より2℃高い8.9℃と予測。
3月の積算温度は、8.9℃×31日=275.9℃…⑧

■4月に必要な積算温度
・開花までに必要な積算温度(約360℃)から、2月(⑦)、3月(⑧)の積算温度を引いたもの。
360℃ー68.2℃ー275.9℃=15.9℃…⑨
        
■4月の開花に必要な日数
・必要な積算温度(⑨)を、4月上旬の気温(平年より2℃高い12.6℃)で割ったもの。
15.9℃÷12.6℃=1.3

・計算上の金沢の桜開花日は、平年より2日早い、4月2日。

*計算上の予想日で、今後の天候に左右されます
*満開は開花の約1週間後。なお、満開まで2週間以上掛かる年もあれば、2日で満開になる年もあります
*満開の期間は約5日
ニュースINDEX.2020年1月中旬
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