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原油、10ドル超の下落、1バレル31ドル

2020年3月9日(日本時間3月10日)、週明けのニューヨーク・マーカンタイル取引所のWTI原油先物価格(4月限)は、先週末より10.15ドル下落、1バレル31.13ドルで取り引きを終えました。

新型コロナウイルス肺炎が、世界中で感染拡大している影響で、先月から原油価格は下落を続けています。
   
週明けの9日は、引き続き、新型肺炎感染が拡大していること、3月6日のOPEC(石油輸出国機構)と主要産油国(ロシアなど)の会合が不調に終わったことから、大幅な下落となりました。
 
*3月6日、ウィーンでOPEC(石油輸出国機構)と主要産油国(ロシアなど)が閣僚会合を開催しましたが、生産調整(石油の減産)で合意できませんでした
        
■2020年の原油取引状況
2020年に入ると、中東情勢の緊迫化により、1月3日には1バレル63ドル台まで上昇しましたが、すぐに情勢が落ち着き、1バレル59ドル台まで下落しました。
    
さらに、新型コロナウイルス肺炎が中国で感染拡大すると、石油需要が落ちるとの見方から下落の流れになり、2月4日には50ドルを割り込み、1バレル49ドル台での取り引きとなりました。
  
その後、新型コロナウイルス肺炎は中国だけでなく世界中に感染が拡大し、2月28日には1バレル44ドル台となりました。
 
3月に入っても、新型コロナウイルス肺炎感染の拡大が続き、また、3月6日のOPEC(石油輸出国機構)と主要産油国(ロシアなど)の会合が不調に終わった(石油減産で合意できず)ことから、3月9日には10ドル超の大幅な下落となり、1バレル31ドル台となりました。
    
*過去最高値は、2008年7月11日の1バレル147.27ドルです
*1バレルは159リットル(正確には158.987294928リットル)
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