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原油価格、1バレル23ドル台

2020年3月23日(日本時間24日)、週明けのニューヨーク・マーカンタイル取引所のWTI原油先物価格(5月限)は、先週末より0.73ドル上昇、1バレル23.36ドルで取り引きを終えました。

新型コロナウイルス肺炎が、世界中で感染拡大している影響で、先月から原油価格は下落を続けています。
   
3月18日に1バレル20ドル台まで下落しましたが、その後、反発し、週末の20日は1バレル22ドル台で取り引きを終えました。
 
週明けの23日は、1バレル23ドル台で取り引きを終え、漸く落ち着いた取り引き(前営業日との差が1ドル未満)となりました。
       
■2020年の原油取引状況
2020年に入ると、中東情勢の緊迫化により、1月3日には1バレル63ドル台まで上昇しましたが、すぐに情勢が落ち着き、1バレル59ドル台まで下落しました。
    
さらに、新型コロナウイルス肺炎が中国で感染拡大すると、石油需要が落ちるとの見方から下落の流れになり、2月4日には50ドルを割り込み、1バレル49ドル台での取り引きとなりました。
  
その後、新型コロナウイルス肺炎は中国だけでなく世界中に感染が拡大し、2月28日には1バレル44ドル台となりました。
 
3月に入っても、新型コロナウイルス肺炎感染の拡大が続き、また、3月6日のOPEC(石油輸出国機構)と主要産油国(ロシアなど)の会合が不調に終わった(石油減産で合意できず)ことから、3月9日には10ドル超の大幅な下落となり、1バレル31ドル台となりました。
 
その後も乱高下が続き、3月16日は3ドルを超える下落になり、4年ぶりに1バレル28ドル台で取り引きを終えました。
   
翌17日も大幅下落となり、1バレル26ドル台に、さらに3月18日には6ドル超の大幅下落となり、1バレル20ドル台で取り引きを終えました。

3月19日に1バレル25ドル台まで回復しましたが、20日は再び下落し、1バレル22ドル台となりました。
    
*過去最高値は、2008年7月11日の1バレル147.27ドルです
*1バレルは159リットル(正確には158.987294928リットル)
ニュースINDEX.2020年3月下旬
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