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カタルーニャ州の独立運動

スペインのカタルーニャ州が、スペインからの独立を目指していること。
     
カタルーニャ州はスペイン北東部の地中海岸の地域。スペインの自治州で、州都はバルセロナ。
   
古代から交通の要衝として栄え、中世にはカタルーニャ君主国として栄えました。1479年にスペイン統一により、スペインの一部となりますが、現在でもカタルーニャ人として、独自の伝統や習慣、言語を持ちます。
   
20世紀になると、独立の気運が高まり、1979年に自治州となり、その後も独立への活動が続き、2017年には独立を宣言しました。この独立宣言は、スペインから無効とされ、海外の国からの支持も得られず、頓挫した形となりましたが、現在も独立活動が続いています。
 

 
経緯(2017年以降)
 
2017年10月1日、スペイン・カタルーニャ州で、カタルーニャの分離独立を問う州民投票が行われ、投票者90%が独立に賛成しました(投票率42%)。
         
州民投票は、州議会が可決した州民投票法に基づき、行われましたが、スペイン中央政府は違法であるとしています。投票日には、分離独立派と、投票を阻止しようとする中央政府(警察)の間で衝突が起こり、多数の負傷者が発生しました。
        
2017年10月27日、自治州議会で独立に関する動議が賛成多数で可決し、独立を宣言しました。
    
独立宣言を受け、同日、スペインのラホイ首相は、カタルーニャ自治州議会の解散、州首相の職務停止、自治権の停止などの措置を執行。また、2017年10月31日、スペイン高等裁判所は独立宣言の無効を宣言しました。
      
2017年12月21日、強制的に解散させられたカタルーニャ自治州議会の議員選挙が行われ、開票の結果、スペインからの独立を求める3つの政党が、135議席のうち70議席を獲得しました。
    
2018年5月14日、新たな州首相に選出され、カタルーニャ自治州は自治権を回復しました。
    
2019年10月14日、スペイン最高裁判所が、2017年の州民投票を行なった当時の州政府の副首相などに対し、反逆罪や民衆扇動罪などで、実刑判決を言い渡しました。
    
この判決を受け、分離独立派が同州内各地でデモや道路封鎖等の抗議活動を行い、一部のデモ隊が、同日(10月14日)、バルセロナ市のエルプラット空港を占拠しました。
   

 
スペイン・カタルーニャ州
 
カタルーニャ州は、スペイン北東部の地中海岸の地域。スペインの自治州で、州都はバルセロナ。
     
古代から交通の要衝として栄え、中世にはカタルーニャ君主国として栄えました。その後、スペイン帝国の一部となりますが、現在でもカタルーニャ人として、独自の伝統や習慣、言語を持ちます。
      
そのため、独立運動が盛んとなっています。


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