祇園白川(桜の名所)
京都市東山区の白川南通沿い地域で、古い町家や料亭が建ち並らぶ茶屋町。
街中に白川(小さな小川)が流れ、石畳の道が続き、芸妓や舞妓さんが通うお茶屋が立ち並び、情緒のある街並みとなっています。国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。
平安時代、八坂神社の門前町として、芝居小屋やお茶屋がつくられたのが町の始まりで、江戸時代後半から明治にかけて最盛期を迎え、現在も茶屋町として賑わっています。
この白川沿いに桜が植えられており、京都を代表する桜の名所になっています。桜は43本(ソメイヨシノ32本、しだれ桜7本、山桜3本、里桜1本)で、3月下旬から4月上旬にかけ、見頃を迎えます。
桜の見頃時期にはライトアップが行われます。
重要伝統的建造物群保存地区
文化財保護法が規定する文化財のひとつ。伝統的建造物群保存地区の中で、特に価値が高いもの(国が選定。担当官庁は文化庁)。2022年現在、全国126地区が選定されおり、祇園白川は「祇園新橋」として指定されています。
祇園白川の桜
計43本
内訳はソメイヨシノ32本、しだれ桜7本、山桜3本、里桜1本
見どころ
▮ ソメイヨシノの名所
2016年以前は、京都を代表する桜(しだれ桜とソメイヨシノ)の名所でしたが、近年、著しく増加した観光客が道から溢れる状況となり、桜の枝が折られるなどの被害が発生。
特にしだれ桜の樹勢が落ち、2016年以前の景観は消え、しだれ桜の名所では無くなりました。現在では、ソメイヨシノの名所となっています。
▮ 京都らしい場所
祇園白川は、京都らしい(京都のイメージそのもの)の場所です。年中、観光客で溢れかえっている場所です。そこに数は少ないですが、桜が植栽されています。
▮ SNS映えする名所
重要伝統的建造物群保存地区の街並みと桜が映えます。桜が無くても、SNS映えする場所でもあります。
見頃時期
3月下旬~4月上旬
ソメイヨシノは、京都の基準になっている標本木より少し早く、木屋町通(高瀬川)と同時期です。平年値は3月27日頃に開花し、4月3日~7日に満開を迎えます。なお、ソメイヨシノ満開時が見頃のピークです。
*しだれ桜→山桜・ソメイヨシノ→里桜の順に見頃を迎えます
*ソメイヨシノの開花は、京都の標本木の開花(気象庁発表)より、1日か2日早い
*最新の見頃情報は「京都の桜見頃情報」へ
過去の満開時期
2024年
ソメイヨシノは3月29日に開花し、4月2日から見頃を迎え、4月11日頃まで見頃が続きました。
2023年
ソメイヨシノは3月17日に開花し、3月23日から見頃となり、3月31日頃まで見頃が続きました。
2022年
ソメイヨシノは3月22日に開花し、3月28日に見頃を迎え、4月5日頃まで見頃が続きました。
2021年
ソメイヨシノは3月16日頃に開花し、25日頃から見頃となり、見頃は3月30日頃まで続きました。
2020年
ソメイヨシノは3月20日に開花し、3月26日から見頃を迎え、4月3日頃まで見頃が続きました(しだれ桜の樹勢が落ち、しだれ桜の名所では無くなっています)
2019年
しだれ桜は3月20日に開花し、3月27日頃に見頃を迎え、4月2日頃まで見頃が続きました。ソメイヨシノは3月23日に開花し、3月31日に見頃を迎え、4月7日頃まで見頃が続きました。
2018年
しだれ桜は3月15日開花し、3月20日に見頃を迎え、3月26日頃まで見頃が続きました。ソメイヨシノは3月18日に開花し、3月25日に見頃を迎え、3月30日頃まで見頃が続きました。
2017年
しだれ桜は3月29日に開花し、4月2日から見頃を迎え、4月9日頃まで見頃を続きました。ソメイヨシノは3月30日開花し、4月5日に満開を迎え、4月9日頃まで満開が続きました。
2016年
しだれ桜は3月18日に開花し、3月25日に満開となり、3月31日まで見頃が続きました。ソメイヨシノは3月23日に開花し、3月31日に見頃(7分咲き)を迎え、4月1日に満開となり、見頃は4月5日頃まで続きました。
2015年
しだれ桜は3月28日から見頃を迎え、4月3日頃まで見頃が続きました。ソメイヨシノは3月26日頃に開花し、3月31日に見頃を迎え、4月4日頃まで見頃が続きました。
場所・アクセス
京都市東山区の白川南通沿い(祇園新橋周辺。縄手通の東側、新橋通と白川に面する辺り)
・京阪電車「祇園四条駅」から北東へ徒歩5分。
・阪急電鉄「京都河原町駅」から東へ鴨川をわたり、徒歩8分。
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画像:祇園白川 |
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画像:祇園白川 |
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画像:祇園白川 |
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しだれ桜:2019年の状況 |
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