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二百十日、静かに風鎮め

8月31日は、二百十日(にひゃくとおか)。

二百十日は雑節の1つで、立春から数えて210日目を意味し、台風が来襲する厄日とされています。
   
この頃に台風が日本列島を襲来することが多く、台風への注意を呼びかけるために作られた雑節です。
    
立春から数えて210日目は、9月1日にあたる年が多いですが、8月31日や9月2日の年もあります。2021年は8月31日が立春から数えて210日目となりました。

二百十日には、台風による被害が出ないよう、各地で風鎮めの儀式や祭りが行われています。
   
今年は武漢肺炎の影響で、神事のみを関係者だけで行うところが多数となりました。
    
なお、風鎮めの祭りとして有名な富山県八尾町で行われている「おわら風の盆」は、今年も中止となっています(2年連続の中止)。
  
*風鎮めの儀式や祭りは、二百十日の日だけでなく、その前後にも行われています
   
■おわら風の盆
毎年9月1日から3日に、富山県富山市八尾(やつお)地域で行われている祭り。
    
越中おわら節の哀調を帯びた旋律にのって、踊り手たちが、情緒のある八尾の町を練り歩きます。
   
おわら風の盆は、風を鎮めるための祭りとされ、300年の歴史を持ち、旧町と呼ばれる11の地区で行われています。
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