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お水送り、今年も関係者のみ

2022年3月2日、福井県小浜市で、お水送りの神事が行われました。
     
お水送りは、お水取りが行われている奈良・東大寺へお水(香水)を送る神事です。
  
今年も武漢肺炎の影響で、一般参加は中止となり、関係者のみで行われました。
   

    
【お水送り】
   
毎年3月2日に、福井県小浜市の神宮寺と鵜の瀬(うのせ)で行われている、奈良・東大寺へお水(香水)を送る神事。
   
毎年3月1日から3月14日まで、奈良市の東大寺・二月堂において、お水取りと呼ばれる修二会(しゅにえ)が行われます。
     
東大寺・二月堂の修二会では、3月13日の午前1時頃、二月堂にある若狭井と呼ばれる井戸から、本尊に供えられたり、供花の水として用いられたりする、香水をくむ行事(お水取り)が行われます。
     
このお水取りに使われる香水を、若狭から送る神事がお水送りです。毎年3月2日に小浜市神宮寺で香水を汲み上げ、松明行列とともに約2km離れた、鵜の瀬へ運び、送水神事が行われます。
   
なお、送水神事により送られた香水は、10日掛かって、東大寺・二月堂の若狭井に届くとされています。
     

▮ 由来
    
752年、東大寺・二月堂が建立され、全国から神を招き、修二会が行われました。
   
このとき、若狭の遠敷明神は漁で忙しかったため、遅刻してしまいました。遠敷明神は遅刻のおわびとして、二月堂の本尊に供える香水を、若狭から送ると約束しました。
     
この云われに因む神事です。
  
云われは、古代における奈良(都・朝廷)と若狭地方の強い結びつき(同盟関係)を表すものであると推測されています。
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