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マイナス金利、3月は当座預金の7.2%

2022年4月18日、日本銀行が3月の日銀当座預金残高(速報値)を発表しました。
       
日銀当座預金(3月16日~4月15日の平均残高)は、551兆5760億円。前年比8.3%の増加となりました。このうち、付利の対象となる当座預金は525兆3280億円。
   
内訳はプラス金利適用が207兆70億円(39.4%)。ゼロ金利適用が280兆6010億円(53.4%)。マイナス金利適用は37兆7200億円(7.2%)。マイナス金利適用率は先月(5.6%)より1.6%増加しました。
      
*カッコ内は、当座預金に占める割合

*プラス・ゼロ金利適用には被災地支援オペ、新型肺炎対応支援オペなど特殊な積み上げがあります。上記の数値は特殊な積み上げなどを外した適用額で、実際の適用額とは異なります。実際のマイナス金利適用額は3月時点で約5兆円

   
当座預金の金利
   
2016年1月29日、日本銀行の金融政策決定会合で、マイナス金利付き量的・質的金融緩和の導入を決定。
    
具体的には、日本銀行当座預金を3つの階層の分割し、それぞれの階層に応じてプラス金利、ゼロ金利、マイナス金利を適用します。2016年2月16日から実施されました。
     
▮ 当座預金の3つの階層

1、基礎残高…+0.1%を適用(プラス金利)。
各金融機関が積み上げた既往の残高。
         
2、マクロ加算残高…0%を適用(ゼロ金利)。
所要準備額に相当する残高。マクロ加算額の基礎残高に、掛目を掛けて算出を加算していきます。
       
3、政策金利残高…-0.1%を適用(マイナス金利)。
当座預金残高のうち、1と2を上回る部分。
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