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マイナス金利、12月は当座預金の6.6%

2023年1月16日、日本銀行が12月の日銀当座預金残高(速報値)を発表しました。
       
日銀当座預金(12月16日~1月15日の平均残高)は、500兆7180億円。前年比7.0%の減少となりました。このうち、付利の対象となる当座預金は476兆6460億円。
   
内訳はプラス金利適用が205兆5030億円(43.1%)。ゼロ金利適用が239兆7600億円(50.3%)。マイナス金利適用は31兆3820億円(6.6%)。マイナス金利適用率は先月(4.8%)より1.8%上昇しました。
      

*カッコ内は、当座預金に占める割合

*プラス・ゼロ金利適用には被災地支援オペ、新型肺炎対応支援オペなど特殊な積み上げがあります。上記の数値は特殊な積み上げなどを外した適用額で、実際の適用額とは異なります。実際のマイナス金利適用額は8月時点で約5兆円
 

   
当座預金の金利
   
2016年1月29日、日本銀行の金融政策決定会合で、マイナス金利付き量的・質的金融緩和の導入を決定。
    
具体的には、日本銀行当座預金を3つの階層の分割し、それぞれの階層に応じてプラス金利、ゼロ金利、マイナス金利を適用します。2016年2月16日から実施されました。
     

▮ 当座預金の3つの階層

1、基礎残高…+0.1%を適用(プラス金利)。
各金融機関が積み上げた既往の残高。
         
2、マクロ加算残高…0%を適用(ゼロ金利)。
所要準備額に相当する残高。マクロ加算額の基礎残高に、掛目を掛けて算出を加算していきます。
       
3、政策金利残高…-0.1%を適用(マイナス金利)。
当座預金残高のうち、1と2を上回る部分。
  
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