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桜開花予想、大阪は3月27日

2024年の大阪・桜(ソメイヨシノ)開花予想は平年と同じ、3月27日。
      
桜の花芽は前年の夏に作られ、秋になると休眠に入ります。その後、一定期間、低温に受けると休眠から目覚めます(これを休眠打破といいます)。休眠から目覚めた桜の花芽は、気温の上昇とともに生長、開花します。

大阪の桜は早い年には3月中旬に開花し、遅い年は4月上旬の開花となります。平年の桜開花日は3月27日です。
       
2024年の大阪の桜は、暖冬の影響で花芽の休眠打破が9日遅い計算です。休眠打破後の花芽生長は、3月の気温が高い影響で早い見込みです。
   
大阪の桜開花予想は平年と同じ、3月27日です(計算式は下記)。
        
なお、ソメイヨシノの満開は4月2日〜4月7日頃の予想です。
       
*第5回目の開花予想(2024年3月1日現在)
 

   
2024大阪開花予想(計算式)

▮ 計算の前提条件

 開花までに必要な積算温度は、休眠打破から約360℃(平均気温)…①

 休眠打破に必要な低温は、8℃以下の気温が1000時間。なお、4℃以下の場合は2倍休眠打破が進む(4℃以下の場合は半分の500時間)。

 大阪の最低気温が8℃以下になるのは11月26日以降(平年値)。

 2月11日を積算温度計算の平年の基準日(平年の休眠打破日)とする。

 気温が平年より1℃低いと1日当たり2時間、8℃以下の時間が増加。逆に気温が1℃高いと、1日当たり2時間、8℃以下の時間が減少する。

 1月~2月の8℃以下の時間は、1日24時間のうち16時間(平年値)ですが、今年(2月中旬の気温)は異常に高くなったため、10時間。…②

 気象庁の1ヵ月予報によると、3月の気温は「平年並か高い」見込み。3月の気温は平年より1℃高いと予測。


   
▮ 2024年の休眠打破

2023年11月(26日〜30日までの5日間)の気温は平年より0.2℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
   
5日×0.2℃×2時間=2時間…③
   

  
2023年12月上中旬(1日〜20日)の気温は平年より1.4℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
   
20日×1.4℃×2時間=56時間…④
   

  
2023年12月第5半句(21日〜25日)の気温は平年より2.8℃低くなりました(非常に低いため、2倍休眠打破が進む)。これによる休眠打破の進みは、
   
5日×2.8℃×2時間×2倍=56時間…⑤
   

  
2023年12月第6半句(26日〜31日)の気温は平年より1.5℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
   
6日×1.5℃×2時間=18時間…⑥
   

  
2024年1月の気温は平年より0.9℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
   
31日×0.9℃×2時間=55.8時間…⑦
   

   
2024年2月(平年の休眠打破日の前日まで。10日まで)の気温は、平年より0.8℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
   
10日×0.6℃×2時間=12時間…⑧
   

  
休眠打破は進み(56時間)より遅れ(2時間+56時間+18時間+55.8時間+12時間)が多いため、遅くなる見込み。休眠打破の遅れ(③+④ー⑤+⑥+⑦+⑧)は、
   
2時間+56時間ー56時間+18時間+55.8時間+12時間=87.8時間…⑨
   

  
休眠打破が遅くなる日数は(⑨÷②)、
   
87.8時間÷10時間=8.8日(9日)
   
2024年の休眠打破は「平年より9日遅い」2月20日(計算上はこの日から桜の花芽が生長を始める)。
     

  
▮ 2月の積算温度

2月下旬の気温は7.4℃となりました。2月の日数は10日(20日〜29日。2024年は閏年)。2月の積算温度は、
   
7.4℃×10日=74.0℃…⑩
   

   
▮ 3月に必要な積算温度

開花までに必要な積算温度(約360℃)から、2月(⑩)の積算温度を引いたもの。

360℃ー74.0℃=286.0℃…⑪
   

  
▮ 3月の開花に必要な日数

必要な積算温度(⑪)を、3月の予想気温10.9℃(3月の平均気温9.9℃+1℃)で割ったもの。

286.0℃÷10.9℃=26.2(27日)
   
計算上の大阪の桜開花日は平年と同じ、3月27日
 
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