畠山警部補と別れたあと、自宅で仮眠を取った。その後、車を取りに行くため、京都のホテルへ向かった。
電車を乗り継ぎ、ホテルに到着した丁度その時、携帯電話が鳴った。
『畠山です。立石浩一がいません』
『昨晩、マンションに帰宅したところまでは、兵庫県警が確認していたのですが…。心当たりありませんか?』
「特に…」
『それから、柿元順子も行方不明です。2日前、北新地のクラブを辞めています。同僚のホステスには東京へ出て、やり直すと』
同僚のカレンも、柿元順子がクラブを辞めたと言っていた。
『伊吹警部に会ってくれませんか?岩田さんの推理を詳しく聞きたいと言っています』
「今どこに?」
『捜査本部が置かれている神戸北署です』
すぐに車で神戸北署へ向かった。立石浩一が消えたため、予定を変更した。
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