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天安門事件から31年目

2020年6月4日、天安門事件から31年目を迎えました。
    
天安門事件は、1989年6月4日、中国・天安門広場で、民主化を求めて集結していた学生・一般市民に対し、中国人民解放軍が無差別に発砲、武力弾圧した事件。
  
武力弾圧により、学生・一般市民、数万人が死傷しました。
当時、民主化を求め、北京市内で、100万人超える学生・一般市民がデモを行なっていました。
    
天安門事件から31年目となる2020年は、新型コロナウイルス肺炎が感染拡大防止のため、集会などが多数の国で中止となりました。
    
なお、香港ではマスク着用で追悼集会が開催され、数万人が参加しました。
     
また、アメリカのポンペオ国務長官は3日、天安門事件の犠牲者を追悼するとともに、中国に対し基本的人権や自由の保障を求める声明を発表しました。
       
■ポンペオ米国務長官・声明
私たちは民主主義、人権、腐敗の無い社会を、平和的に求めた勇敢な中国人を称えます。
     
民主化を求めた中国人は、中国人民解放軍により武力弾圧されましたが、この民主化を求める流れはソビエト連邦と東ヨーロッパの民主化につながりました。
   
中国共産党政府は、情報の抑圧的な制御と残虐行為で生き残り、31年経った現在でも、正確な天安門事件での死者・行方不明者数は不明です。
   
アメリカは、中国人の民主化を求める動きを称賛し、殺害された人々、行方不明者の完全な保障を中国に要請します。
  
アメリカは、1989年6月4日の犠牲者を悼み、人権、基本的自由を求めている中国人とともにあります。
       
*中国本土では天安門事件の隠匿が行われ、事件自体が無かったことになっています
*2017年に公開されたイギリスの公文書によると、一般市民の死者は1万人と記録されています(当時の英国・中国大使の報告)
 
*中国では、現在でもウイグル人やチベット人に対する迫害が行われています
*日本政府は、天安門事件に関する声明を発表していません
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