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天安門事件から32年目

2021年6月4日、天安門事件から32年目を迎えました。
    
天安門事件は、1989年6月4日、中国・天安門広場で、民主化を求めて集結していた学生・一般市民に対し、中国人民解放軍が無差別に発砲、武力弾圧した事件。
  
武力弾圧により、学生・一般市民、数万人が死傷しました。当時、民主化を求め、北京市内で、100万人超える学生・一般市民がデモを行なっていました。
    
天安門事件から32年目となる2021年も、オンライン上などで犠牲となった人々を追悼しました。
    
なお、民主派への弾圧が続いている香港では、例年、追悼集会が行われている公園が封鎖され、静かな6月4日となりました。
     
また、アメリカのブリンケン国務長官は3日、天安門事件の犠牲者を追悼するとともに、アメリカは普遍的な人権尊重を求める市民側に立つという声明を発表しました。
       
*中国本土では天安門事件の隠匿が行われ、事件自体が無かったことになっています
*2017年に公開されたイギリスの公文書によると、一般市民の死者は1万人と記録されています(当時の英国・中国大使の報告)
 
*中国では、現在でもウイグル人やチベット人に対する迫害が行われています
*日本政府は天安門事件に関する声明を発表していません
    
■ブリンケン国務長官:2021年
天安門事件から32年となります。
   
1989年、市民は世界人権宣言に明記されている個人の人権を認識し、尊重するよう中国政府に求めたが、これに対し、中国当局は暴力で応えた。
   
6月4日に立ち上がった人々の勇気は、この日の出来事について、真実を明らかにすべきだと我々に喚起させてくれます。
  
天安門でのデモは、香港の民主主義と自由を求める闘いにも反映されています。
   
アメリカは、普遍的な人権尊重を求める市民側に立ち続けます。
   
民主主義を求め32年前に殺害された人々や、現在、中国政府の弾圧の中、活動を続いている人々に敬意を表します。
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