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金融政策会合、緩和を維持

2022年12月20日、日本銀行の金融政策決定会合で、金融緩和の維持が決まりました。
       
金融緩和(長短金利操作付き量的・質的金融緩和)は、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)と資産買入れ。全員一致で金融緩和の維持が決定しました。
 
なお、長短金利操作の運用について、一部見直すことも決定しました。具体的には国債買入れ額を大幅に増額する(月間9兆円程度に)とともに、長期金利の変動幅を従来の「±0.25%程度」から「±0.5%程度」に拡大します。
  
また、政策決定会合は日本の景気について、資源価格上昇の影響を受けているが、武漢肺炎の影響が和らぐもとで、「持ち直している」と判断しました。
 
経済の先行きについては、武漢肺炎や供給制約の影響が和らぐもとで、「回復していく」と判断しました。次回の会合は1月17日、18日に開催される予定です。
   

   
長短金利操作
   
・日銀当座預金のうち、政策金利残高に-0.1%のマイナス金利を適用する。

・長期国債を、長期金利(10年国債金利)がゼロ%程度で推移するよう、上限を設けず買入れを行う。
   

   
資産買入れ
   
・ETFおよびJ-REITについて、当面はそれぞれ年間約12兆円、年間約1800億円に相当する残高増加ペースを上限に、必要に応じて買入れを行う。
  
・CP、社債等については、武漢肺炎感染症拡大前と同程度のペースで買入れを行い、買入れ残高をCPが約2兆円、社債等が約3兆円に戻していく。
  
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