検索を続けると、詳しいことがわかった。
なにわ未産会議は「なにわの未来の産業・経済・政治を考える会」。略して、なにわ未産会議。
大阪の将来について考える、という民間の研究会である。メンバーは、50代の経営者が中心となっていた。
そのトップが木下藤吉郎社長。
副座長は、梅田片山建設の片山豪太郎社長。
(聞いたことがある)
この名前にも覚えがあった。
(確か、大阪の中堅建設会社)
片山社長も、やり手として有名であった。
(タヌキと呼ばれていたな)
事実、ネット上でもそう出ていた。
片山豪太郎、52歳。
生まれも、育ちも大阪。
高校卒業後、建設会社に就職。
10年後、独立して、梅田片山建設を設立した。
片山社長は合理的な考えの持ち主で、経営センスがあった。
たとえば、テナントビルの建設では、どうすれば集客できるかなど的確なアドバイスを行い、クライアントを繁盛させている。
(単にタヌキというわけでは無いようだ)
この片山豪太郎が木下藤吉郎後援会・会長。
木下藤吉郎と片山豪太郎も、10年前、財界のパーティで知り合い、意気投合した。
その日のうちに、なにわ未産会議を創設し、活発に活動を始めた。
しかし、大阪の景気は落ち込む一方だった。
大阪を立て直すには、どうしたらいいのか?
研究会の結論は「市長や知事に優秀な人材を」であった。そこで、木下藤吉郎の出馬という話になった。
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