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為替相場2020

2020年最初の取り引きとなった1月6日は、中東情勢の緊迫化を受け、市場がリスクオフの流れになり、昨年末と比べ円高が進み、1ドル108.05円(中心相場)での取り引きとなりました。
    
さらに、1月8日には1ドル107円台まで円高が進みましたが、翌1月9日は、緊迫化していた中東情勢が緩和へ向かうとの見方が強くなった影響で、円安の流れとなり、1ドル109円台での取り引きとなりました。
   
1月15日にアメリカと中国が第1段階の貿易交渉で合意・署名したことにより、さらに円安が進み、1月17日には1ドル110円台での取り引きとなりました。
       
1月下旬に入ると、中国で武漢肺炎感染が拡大し、リスクオフの流れに変わり、1ドル109円台での取り引きとなりました。
  
2月に入ると、日本においても新型コロナウイルス肺炎が感染拡大したこと、2月17日に発表された2019年10-12月期・GDPが-6.3%(年率換算)となったことを受け、円安の流れに変わり、2月19日に1ドル110円台、2月21日には1ドル112円台での取り引きとなりました。
   
2月25日の連休明け以降は、新型コロナウイルス肺炎が世界的に感染拡大したため、一転、リスクオフの円高に変わり、2月最終日(28日)は1ドル109円台の取り引きとなりました。

その後も新型コロナウイルス肺炎の世界的な感染拡大を受け、リスクオフの円高が進み、3月2日には1ドル107円台、3月9日には1ドル102円台となりました。
  
3月中旬以降は、日本で感染が拡大したことや、3月15日にアメリカFOMCが臨時会合を開催し、政策金利をゼロ金利としたことを受け、円安の流れに変わり、3月23日には1ドル110円台となりました。
    
3月末からは、1ドル107円~108円台で安定した取り引きが続きましたが、5月に入ると円高の流れになり、5月7日は1ドル106円台となりました。

5月中旬以降は1ドル107円台で推移するも、アメリカで新型肺炎の感染拡大が続いていることや米中関係の更なる悪化から、7月下旬から円高の流れとなりました。
  
7月22日に1ドル106円台、7月27日に1ドル105円台、7月29日に1ドル104円台となりました。
    
秋以降も、世界的に新型肺炎の感染拡大が続き、また、11月のアメリカ大統領選挙で「強いアメリカ」を目指している現職のトランプ大統領が敗れたことから、円高の流れとなり、2020年は1ドル103.33円(12月30日)で取り引きを終えました。
    

*リスクオフ…リスクの低い資産に資金を移すこと。相対的に安全資産である「円」が買われ、円高になることが多い

*為替レートは日本銀行発表
  

 
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