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為替相場2022

2022年最初の取り引きとなった1月4日は、アメリカの経済回復に因り、世界的な「ドル高」の流れとなっていることを受け、円安が進み、1ドル115円台での取り引きとなりました。
   
2月24日にロシア軍がウクライナへ侵攻し、ウクライナ各地で激しい戦闘が始まると、市場は「有事のドル買い」になり、ドル高円安が進みました。
  
また、3月16日のアメリカのFRB・連邦公開市場委員会(FOMC)で、高いインフレ率(3月の消費者物価はプラス8.5%)を抑えるため、政策金利がゼロ金利から0.25-0.50%に引き上げられ、さらにドル高円安の流れとなりました。
   
3月11日に1ドル116円台、3月14日には1ドル117円台、3月16日に1ドル118円台、3月22日には1ドル120円台、3月23日に121円台となりました。
   
4月に入っても円安の流れが続き、4月8日に1ドル124円台、4月11日に125円台、4月13日には126円台、4月19日に128円台、4月28日に1ドル130円台となりました。
  
5月4日のFOMCで高いインフレ率を抑えるため、政策金利が0.75-1.00%に引き上げ、5月9日には1ドル131円台となりました。その後、円高の流れに変わり、5月は1ドル127円台の取り引きで終えました(5月31日)。
   
6月に入ると、再びドル高円安の流れに変わり、また、6月15日のFOMCで政策金利が1.50-1.75%に引き上げられたため、6月6日に1ドル130円台、7日に132円台、8日に133円台、13日に134円台、21日に135円台、22日に136円台となり、6月は1ドル136円で取り引きを終えました(6月30日)。

7月に入っても円安の流れとなり、7月12日には1ドル137円台、7月14日には1ドル139.10円で取り引きを終えました。
   
7月15日以降は円高の流れに変わりましたが、8月26日、パウエルFRB議長が講演で高くなっているインフレ率を引き下げることに強い決意を示し、再びドル高円安の流れとなりました。
   
インフレ率引き下げは、アメリカの政策金利引き上げの継続を意味しています。9月1日には1ドル139.29円、9月2日には1ドル140.25円、9月5日には1ドル140.58円、9月6日には1ドル141.54円、9月7日には1ドル143.90円で取り引きを終えました。
   
9月21日、アメリカのFRB・連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利を3.00-3.25%に引き上げました。これを受け、9月22日の東京市場ではドル高円安がさらに進み、前日末より約2.0円、円安の1ドル145.78円で取り引きを終えました。
  
この過度の円安を受け、9月22日夜、鈴木財務大臣が記者会見を行い、「ドル売り円買い」の為替介入実施を公表しました。9月22日のニューヨーク外国為替市場は為替介入を受け、円高の流れとなり、1ドル142円台で取引を終えました。

その後、少しづつ円安が進み、10月3日に再び1ドル145円台、10月12日には1ドル146円台、10月14日には1ドル147円台、10月17日には1ドル148円台、10月19日には1ドル149円台、10月21日には1ドル150円台となりました。
 
11月10日、アメリカの消費者物価(インフレ率)が+7.7%(前月の+8.2%から下落)と発表されたことを受け、同日の海外市場から円高が進みました(アメリカ政策金利の引き上げが止まるとの見方から)。この流れを受ける形で、11月11日は1ドル141円台、11月14日には1ドル139円台となりました。
 
その後も円高傾向が続き、2022年最後の取り引きになった12月30日は1ドル132円台となりました。
 
*為替レートは日本銀行発表
 

  
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